メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2020年の開幕戦に先立ち、F1エンジンの信頼性を懸念していることを認める。メルセデスF1は、2020年のF1プレシーズンテストで最速タイムをマークしており、W11は優勝候補マシンであることは確かだ。しかし、ルイス・ハミルトンは5日目の午後にエンジントラブルによって14周でテストを切り上げることを余儀なくされている。
メルセデスF1は、問題が油圧異常によるものだと説明しているが、ルイス・ハミルトンは、開幕戦F1オーストラリアGPまでに問題を解決することについてメルセデス内で緊張があることを認める。「心配しているか? 確かにそうだね」とルイス・ハミルトンは語った。「通常、プレシーズンテストでは、信頼性にはるかに自信を持っていたし、僕たちにとって完璧ではなかった。僕たちはすでに3基目のエンジンを使用しているので、僕たちにとっては決して簡単でもリラックスできるシナリオでもない。でも、僕はメルセデスのファクトリーのみんなが、再びうまく始められるように今後2週間にわたって分析し、最善を尽くしてくれると信頼している」「昨年はパワーユニットチームにとって厳しい冬だったが、今年も厳しい冬だったと思う。エンジンは実際に非常に優れており、昨年から改善されている。信頼性面はあまり望んでいた通りにはなっていない。でも、彼らはこれからファクトリーに戻って、それらの問題が何であれ、それを修正するためにできる限り一生懸命働いてくれると確信している」今年のテストの総合最速タイムを記録したチームメイトのバルテリ・ボッタスも、先週、電気系の問題に悩まされた。メルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、開幕戦が2週間後に迫るなかでのF1エンジンの問題は“明らかに心配”であると認める。「我々が1度や2度停止したことを知るために名探偵を雇う必要はない。明らかに心配している」とジェームス・アリソンは語った。「メルボルンにかなり近づいている。間違いなく、すくい上げて、修正しなければならないことだ」「幸いなことに、多くの戦線で同時に戦争をする必要はない。物事の大部分は堅実で非常に堅牢だ。正しく配置する必要があるいくつかのエリアがあるだけだ。間違っていた部分は広く理解されており、メルボルンに間に合うように必要な山を越えられると確信している」