ハースF1チームのギュンター・シュタイナーは、チームのF1レースシートのひとつにアメリカ人ドライバーを乗せたいが、現状ではアメリカにF1レベルのドライバーはいないと感じている。アメリカでのF1人気を向上させるにはフル参戦するアメリカ人ドライバーが必要だとの見方があるが、F1では2015年の数戦でマノーから参戦したアレキサンダー・ロッシが最後となる。それ以前となると2007年にトロ・ロッソから参戦したスコットスピードまで遡る。
最近、ギュンター・シュタイナーは、昨年インディカーを制したジョセフ・ニーガーデンでも、事前に顔を売ることなくF1に参戦すれば、苦労することになるだろうと語っている。2016年にF1に参戦したアメリカのチームであるハースは、初年度をコンストラクターズ選手権8位で終了。2年目となった昨年もコンストラクターズ8位を維持した。チームが落ち着いた今、アメリカ人ドライバーはハースのリストの上位にいるかと質問されたギュンター・シュタイナーは「我々のリストの上位にはいない」と Autosport にコメント。「良いドライバーがいれば、上位に入ってくるだろう。もちろん、我々はアメリカ人の起用を望んでいる。だが、本当に良いドライバーがいた場合、彼らは我々のところにくるだろうか?」「一定レベルでレースができないアメリカ人ドライバーを起用してもF1にとっては良いことではないだろう。アメリカ人ドライバーと契約するという野心はあるが、私の意見では現時点でアメリカにはF1の準備ができているドライバーはいない」ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンは、今シーズン末で契約期間が終了するが、チームは二人のオプションを持っていると考えられている。「彼らは二人とも残留する価値のあるドライバーだ」とギュンター・シュタイナーはコメント。「二人とも残留してくれることを望んでいるか? それは次の段階だ。それには多くの要因がある」「人々は我々が他の誰かを乗せると言ってほしいのだろうが、そうではない。そのようなことは考えていない。我々は順調だ」「2019年に関してはまだわからない。だが、時期が来たら話すことになるだろう」
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