フランコ・コラピントは、困難な2025年シーズンにおいてフラビオ・ブリアトーレの助けで「精神的により強くなった」と語った。コラピントは5月のエミリア・ロマーニャGPで不調だったジャック・ドゥーハンの後任としてアルピーヌに起用された。ウィリアムズから冬に移籍したばかりだった。
しかしここまで1ポイントも獲得できておらず、最高位はオランダGPでの11位となっている。コラピントはドライバーズ選手権20位に沈み、チームメイトのピエール・ガスリーは16位で、アルピーヌの今季20ポイントすべてを稼いでいる。その結果、アルピーヌはコンストラクターズ選手権の最下位に沈み、ハースに24ポイント差をつけられている。コラピントは、先週末のアゼルバイジャンGP前に収録されたF1公式ポッドキャスト『Beyond the Grid』のインタビューで、アルピーヌの首脳ブリアトーレによる「スパルタ式」の指導について語った。「僕はフラビオととても良い関係にある。彼は誰に対しても厳しいし、チームを機能させ、人々を鼓舞する彼のやり方は、時に少し厳しすぎるように感じることもある。でも、彼は僕が本当に信頼している人物で、このチームを前進させ、再びトップに引き上げる人物だと信じている。今年、彼から多くのことを学んだ」「彼のおかげで精神的にかなり強くなった。もちろん、彼が僕に与えてくれた機会に感謝しているし、今僕らが一緒に経験しているすべてのプロセスにも感謝している」F1の将来には集中していないブリアトーレは8月末のオランダGP前に「彼のパフォーマンスには満足していない」とコラピントを公然と批判していた。しかしザントフォールトでの週末の終わりには、今季「おそらく最も強い」走りを見せたとしてコラピントを称賛した。ブリアトーレは2026年のアルピーヌのセカンドシートについて、コラピントとリザーブドライバーのポール・アーロンの一騎打ちに絞っている。だが、コラピントはF1での将来を気にするつもりはないと強調する。「どうなるかは分からないし、正直、そんなに先のことには集中していない。今年を積み重ねていきたいと思っている。まだ学ぶことがあるし、もっと成長できる部分がたくさんある」「マシンの中でもチームの中でも良い感触を得られるようになってきている。もちろん、今のマシンが僕らが望むレベルにないのは明らかで、ポイントを獲得できるほど十分ではない。でも、その時は必ず来るし、その時に備えたい。だから今の焦点は1戦1戦、1つの瞬間ごとに全力を尽くすことなんだ。そして最終的にどこに辿り着けるかを見ていきたい」