マックス・モズレーは、FOTAの提案が“非現実的”であり、彼らの提案に従うつもりはないことを示唆した。FOTAを除名されたウィリアムズを除くFOTAの9チームは、2010年F1エントリーの申請期限である5月29日に条件付きのエントリーを提出した。FOTAは、FIAが2012年のコンコルド協定に署名し、提案中の予算制限案を破棄し、FOTA独自のコスト制限提案に同意することを条件としており、それが実現しない場合は、参戦は“無効”であると明言している。
しかし、FIA会長のマックス・モズレーは、FOTAの要求に素直に従うことはなさそうだ。「ルールを作るのは我々だ」とマックス・モズレーは語る。「60年間そうしてきたし、今後もそれを続けていく」マックス・モズレーは、FOTAの望むコンコルド協定の提案は「非常に遅く」仕上がったので、6月12日までにサインするのは不合理だと述べた。また彼は、F1チームが締め切りの数時間前に2010年参戦を申請したことについても批判した。「新チームに嫌がらせをしていたのは明らかだ」さらにF1チームがフラビオ・ブリアトーレの豪華クルーザーでコスト削減に関する会議を開催したことも指摘している。