フェラーリとレッドブルが、F1チームの組織であるFOTAを脱退したと AUTOSPORT が報じた。FOTAは、F1ブラジルGPでの会議でRRA(Resource Restriction Agreement/リソース・リストリクション・アグリーメント)と呼ばれるコスト削減協定の今後について合意することができなかった。フェラーリとレッドブルは今週初めに組織を脱退する意向を通知したという。
両チームは状況についてコメントを避けているが、FOTAのスポークスマンは、チーム名は伏せつつも2チームから脱退の通知を受けたことを明らかにした。「FOTAは2チームから脱退届を受け取っています。FOTAは、次のステップを検討しつつ、組織の狙いを達成するためにそれらのメンバーに代わって働き続けます」FOTAの条項では、組織を離れる2カ月前に通知しなければならず、レッドブルとフェラーリは、考えを変えない限り来年2月に正式に組織を脱退することになる。フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、FOTAの将来の鍵はRRAだとし、FOTA内でコスト協定について同意に達することができなければ、FOTAの存在意義を問うと述べていた。「FOTA活動に不信感が出てきたとしたら、FOTAは何のためにある? 我々はFOTAがスタートした理由を理解しているし、FOTAがまだ必要かどうかを判断する必要がある。FOTAに将来があるとすれば、FOTAの将来の目標は何だろう?」とステファノ・ドメニカリはF1韓国GPで述べていた。「我々は非常に建設的かつオープンなやり方でそれをする必要がある」レッドブルのクリスチャン・ホーナーもF1韓国GPで以下のように述べていた。「FOTAは、前進するか立ち止まるかという重要な問題を扱う必要のある岐路に立たされていると思う。もちろん重要な問題とはコンコルド協定、参入方法、そしてRRA (Resource Restriction Agreement)だ。FOTA内でそれについての合意を見つけることができない場合、FOYAの目的とは何だろうか?」
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