中国人ドライバーのホーピン・タンが、フォーミュラEマシン『Spark-Renault STR_01E』でテストを行った。ウィリアムズとルノーでF1カーをテストした経験のあるホーピン・タンは、先週スペインのモンテブランコ・サーキットでフォーミュラEマシンをテスト。3つのレースシミュレーションを完了させた。「本当にブレーキを遅らせることができるし、本当に接近戦になるだろう」とホーピン・タンはコメント。
「北京のトラックレイアウトには多くのオーバーテイクのチャンスがありそうだし、ファン・ブースト・システムがあるので、それを使う方法は本当に戦略的でなければならない。もちろん、数周セーブして、他の周回で追加のエネルギーを使うことができるので、省エネ戦略はレース中に非常に重要になるだろう。チャンスを作りだし、コーナーの内側でチャンスを狙って仕掛ける多くのドライバーを見ることができると思う」現在、アジアン・ル・マン・シリーズとアジアン・カレラアップに参戦するホーピン・タンは、初めて走らせた全て電力で走るシングルシーターの性能に驚いたと述べた。「予想とはとても異なっていた。主な理由はどう予想すればいいかあまりわからなかったからだと思うけどね! もちろん、自分が慣れている他のあらゆるフォーミュラカーと違っている。1種類の非常に異なるタイヤを試したけど、大きな違いだ。フォーミュラカーを運転したことのない人に説明するのは難しいけど、タイヤの構造によってタイヤがとても硬い。グルーブドタイヤよりもさらに影響が大きいと言える。サイドウォールがなくて、18インチと非常に直径が大きい。なので、サイドウォールはとても硬いし、そこがクルマをとても硬くしている」A1GPとスーパーリーグ・フォーミュラでレースをしていたホーピン・タンは、フォーミュラEのコンセプトには大きな可能性があると述べた。「フォーミュアEは将来のレースになるかもしれない。サスティナブルと環境責任は、レースだけでなく、日常生活においても非常に重要アジェンダだ。素晴らしいイニシティブだと思う。クルマを走らせてみて、そのテイストを得るチャンスを得た今、このようなシリーズにより興奮しているし、確信している」


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