フォース・インディアは、2014年のドライバー決定は12月下旬になるまで発表するつもりはないとしている。現在、F1シートを求めて市場に出ているドライバーに大きな影響を与えそうだ。フォース・インディアは、遅くにドライバー発表を行うことが恒例となっており、今年のドライバーでもポール・ディ・レスタが決まったのは昨年12月、エイドリアン・スーティルは年が明けてプレシーズンテストの最中に決定した。
現在、ドライバー市場にはニコ・ヒュルケンベルグ、パストール・マルドナド、セルジオ・ペレスといったドライバーがおり、フォース・インディアの他にもロータス、ザウバー、マルシャ、ケータハムがラインアップを確定させていない。フォース・インディアのチーム代表ビジェイ・マリヤは、2014年のオプションは多数あるが、決定を前倒しするつもりはないと語った。「私がギリギリになって決断することは皆知っている、いや、ギリギリというわけでもない。フォース・インディアのクリスマスパーティ後に決める。12月だ。変更す理由はない」とビジェイ・マリヤはコメント。「確かに、他のドライバーからアプローチがあるのは事実だ。だが、彼らも決定の時期が12月であることは知っている」「フォース・インディアのレースシートが皆の切望するシートだと考えているし、そう信じている。どこでもいいからシートを確保するためのものではなくね」「だから、彼らが私のところへ来たことには驚いていない」ニコ・ヒュルケンベルグが、フォース・インディアに復帰するとの噂もあるが、来シーズンの契約にサインしたドライバーはいるのかとの質問にビジェイ・マリヤは「現段階で教えるつもりはないし、コメントするつもりもない」とコメント。エイドリアン・スーティルは、2014年のフォース・インディア残留に自信をみせており、ビジェイ・マリヤもその可能性が高いことを認めている。「エイドリアンは優れたドライバーだ。彼を呼び戻したのにはそれなりの理由があると思わないか? 私は彼を高く評価している」