FIA会長のジャン・トッドは、新たにF1への参入を希望する団体から本格的に検討するに値する申し入れはないと述べた。今年7月、元ステファンGPのゾラン・ステファノヴィッチが、F1にチームとして参戦するための2度目の挑戦を計画していることを明らかにした。また、中国のコンソーシアムが新F1チーム設立に関連したプロジェクトに取り組んでおり、英国で『チャイナF1レーシングチーム』という社名を登記したとの報道もある。
しかし、ジャン・トッドは、候補者から連絡はあるものの、FIAがグリッドに追加のスロットを開設することを本格的に検討するようなものはないと述べた。合理的なオファーはあったかと質問されたジャン・トッドは「非常に真剣なオファーとしてコメントできるものはない」とコメント。「我々が入札を行うのは、ハースがF1にやってきたときのように、いくつか本格的なオファーがあったときだ。我々はある程度の本格的な関心があると理解し、入札を行った」一時はF1には26台がグリッドに並んでいたが、1995年シーズン中盤以降、参戦台数はそれを超えていない。ジャン・トッドは、現在合意しているのは24台だが、状況次第では13番目のチームを受け入れる可能性もあると述べた。「現在、F1では10チームが競争している。良い選手権だ。我々が受け入れられるチームの最大数は12であり、良い提案があれば嬉しく思う」「我々はさらに良い選手権を運営できるように取り組んでるが、契約では最大12チームだ」2018年のプレシーズンテストまで5ヵ月半となっており、F1参戦を目指す新チームは早くても2019年のエントリーを目指すことになるだろう。関連:・元ステファンGP代表ステファノヴィッチ、2019年のF1参戦を目指 - 2017年7月11日・『チャイナF1レーシングチーム』が英国で登記…中国系F1チームが誕生? - 2017年6月22日