フェルナンド・アロンソの事故を受け、FIAはF1の現行レギュレーションの問題の対処へ動くようだ。スポーティングレギュレーションの27.2条では“アクシデントやインシデントに関連する”データを集めるための“ブラックボックス”が常に取り付けられなければならないと定められている。「アクシデントやインシデント後はいかなる時も、コンペティターはデータレコーダーをFIAが利用できるように準備しておかなければならない」
しかし、プレシーズンテスト2回目のバルセロナで起こったフェルナンド・アロンソのクラッシュは、データだけでは十分ではないことを証明しているかもしれない。マクラーレンは、フェルナンド・アロンソがコースオフを喫したのは突風にするものだと説明していたが、パドックではフェルナンド・アロンソがウォールにヒットする前から意識を失っていたのではないかとの噂が絶えない。衝撃データは、フェルナンド・アロンソがそれほど強くウォールに衝突したわけではないことを示唆している。また、一部ではフェルナンド・アロンソのヘルメットにはまったくダメージがなかったとも伝えられている。マシンには30Gの衝撃があったと記録されているが、フェルナンド・アロンソが耳に装着していた加速度計が示すのはその半分の値だった。2011年のF1モナコGPで同様に側面方向からのクラッシュを喫したセルジオ・ペレスは「僕のとき約60Gの衝撃だったので比較にならない」とコメント。「彼のことを心から祈っているし、すぐに戻ってこれるといいね」マクラーレンからの公式な説明は、広く受け入れられてはおらず、推測は今も続いている。ドイツ人記者ラルフ・バッハは、マクラーレンが否定したにもかかわらず感電の噂は消え去っていないと自身のブログ f1-insider.com に綴った。ラルフ・バッハは、感電した人物はしばしば混乱し、記憶を喪失することがあるとし、フェルナンド・アロンソは、事故の後に自分が今もフェラーリドライバーだと思っていたと続けた。さらに、メルセデスとルノーにはドライバーの感電を防ぐために5重の安全装置があるのに対し、ホンダのパワーユニットには3つしかないとし、電気ショックはテレメトリーからは確認できないと指摘している。Autosprint は、FIAがオンボードカメラの使用をグランプリのみならずテストでも義務付けることを望んでいると報じた。2016年の規約改正には世界モータースポーツ評議会の承認が必要になる。2月22日のテストでクラッシュしたフェルナンド・アロンソは、2度目の脳震盪による「セカンド・インパクト症候群」に陥るリスクを避けるために3月15日に開催される開幕戦F1オーストラリアGPを欠場することが決定している。
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