F1は、2016年からスーパーライセンス発給の条件を厳格化。ドライバーは18歳以上、かつ最低2年間シングルシーターでのレース経験を積んでいなければならなくなる。3日(水)にドーハで開かれた世界モータースポーツ評議会の場で、F1スーパーライセンス発給の基準を厳しくすることが承認された。
過去数年、F1ではドライバーの低年齢化が進んでおり、来年にはマックス・フェルスタッペンが17歳でトロ・ロッソからF1デビューを果たす。マックス・フェルスタッペンは、2014年にヨーロッパF3選手権を1年戦っただけでのF1へステップアップすることになる。FIAは、2016年からはF1スーパーライセンスの受給資格には、有効な運転免許を持っていること、18歳以上であること、F1のスポーティングレギュレーションに関する知識を有していることが求められると発表。さらに、現行あるいは最近のF1マシンで300kmのテスト走行を行うこと、下位フォーミュラに最低でも2年間参戦した経験が必要になる。また、パフォーマンスに関する基準も設けられ、それまでに戦ったジュニアシリーズでの結果を元に採点されることになる。ちなみにマックス・フェルスタッペンは、この条件が施行される2016年には18歳になっている。