フェラーリは、中国・南京市の古城壁で行ったイベントで中国側から非難を受けていることが明らかになった。フェラーリは、中国参入20周年を祝い、14世紀に建設された古城壁で「フェラーリ458イタリア」の特別限定モデルのプロモーションイベントを行った。イベントでは、フェラーリ458イタリアがクレーンで城門の上につり上げられたあと、猛スピードでタイヤを滑らせながら急旋回する「ドリフト走行」を披露。
しかし、これによって古代の城壁にタイヤ痕がついただけでなく、建造物にダメージがあった可能性も指摘されている。これに中国側が激怒したため、フェラーリは事態の釈明に追われることとなった。「残念なことに、フェラーリの従業員でなく、ディーラーの従業員が映像で見られるような方法でマシンをドライブした。遺憾ながら、これによって歴史的建造物にタイヤ痕を残す結果となってしまった」「フェラーリSpAは、中国当局と地域のコミュニティに対し、あらゆるダメージと気分を害したことに対して率直に謝罪し、今回の従業員の不注意でおこったすべてのダメージの修復に努めることを約束する」
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