フェラーリは、2026年の新レギュレーションで使用する最初のF1パワーユニットを、導入より2年以上も早く始動させたと伝えられている。F1は2026年シーズンから根本的に異なるパワーユニットレギュレーションを導入する。1.6リッターV6ターボはそのままに、電気回生システムから供給されるパワーの比率が50%に引き上げられ、MGU-Hは完全に廃止される。
新ルールの導入はまだ2年以上先だが、フェラーリはこのレギュレーションに適合する初のパワーユニット・プロトタイプの始動に成功したようだ。フェラーリ 2026年型F1パワーユニットを始動Motorsport Italyの報道によると、フェラーリはクリスマスシャットダウンが始まる直前にF1パワーユニットの新しいバージョンをファイヤーアpップすることに成功し、初期の兆候は「ポジティブ」なものだったという。レーストラックを走るパワーユニットでないことは明らかだが、ウルフ・ツィンマーマンとエンリコ・グアルティエリが率いるプロジェクトが具体的な成果を上げつつあることを示す初期段階である。また、フェラーリは2026年からの持続可能な燃料への切り替えの影響を考慮し、エンジンの燃焼フェーズに集中することに特に関心を持っており、オーストリアを拠点とするAvLとの協力関係も、ハイブリッドエンジンに携わる彼らの豊富なエンジニアリング知識の恩恵を受けているとしている。今後2年間は、このペースを改善するためのさまざまなアイデアを模索するために費やされる可能性が高く、開発の第1段階では、2026年の初期ユニットのいくつかのバージョンが予定されている。最後に、スクーデリア・フェラーリが2月13日に発表される2024年F1マシン(現在のコードネームは プロジェクト676)の見通しについて「自信に満ちた風土」を抱いていることも示唆されている。
全文を読む