フェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットは、今週末のF1フランスGPでフェラーリイ SF90に投入されるアップグレードは“小さな進化”であり、現状の問題を解決できるほどのものではない語った。2019年、フェラーリはまだ勝利を収めていないが、前戦カナダGPでは5秒加算ペナルティでの降格を抜きにすれば、セバスチャン・ベッテルとフェラーリは事実上の勝者だった。
フェラーリ SF90は、まだメルセデス W10を常に上回ることはできてないが、フェラーリはマシンからより多くのスピードを引き出すために段階的に対策を施している。フェラーリは、今週末のF1フランスGPでアップグレードを投入してさらに一歩前進することを期待しているが、マッティア・ビノットは大きな飛躍を遂げることはないだろうと語る。「カナダを終え、コースに戻り、再びライバルとレースをしたいと思っているのは間違いない」とマッティア・ビノットはコメント。「フランスには小さな進化を持ち込む。クルマを開発していく方向性を定める有益なステップをもたらすエレメントだ」「我々が持ち込むものは、問題の解決策にはならないだろうが、それらの進化から得られる技術的なフィードバックは、次のステップのために重要なものとなる」「去年、ポール・リカールは我々にとってトリッキーなサーキットだった。我々この種のトラックが我々パッケージにとって特に有利ではないことを知っている。しかし、不可能なことは何もないし、ベストを尽くしていく」関連:2019年 F1フランスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール