フェラーリは、2019年のF1 eSportsシリーズに参戦することを発表。全10チームが出揃うことになった。2018年の“F1 eSportsシリーズ”にはF1チームが公式エントリーし、メルセデスがチャンピオンを獲得しているが、フェラーリだけが初年度から不参加だった。
だが、2019年からはフェラーリも参加することを発表。フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)内に新たにeスポーツ部門が設立されるされ、シミュレーションレースへの参加はF1 eSportsシリーズだけにとどまらないことが示唆されている。 「企業内のいくつかのエリアを含み、多様なプロジェクトにわたって活動する完全なプログラムの下で、フェラーリはeスポーツの世界に参戦する」とフェラーリはプレスリリースで発表。「eスポーツは特に自動車レースの分野で急成長を遂げているエンターテインメントプラットホームの1つであり、とりわけ若者を中心に急増しているシムレーサーやファンを引きつけるだろう。このエリアにはオープンホイールとクローズドホイールのレースが含まれている」 「F1 eSportsシリーズに参加するにあたり、マラネロはFDA内に特別なフェラーリ・ドライバー・アカデミーeスポーツチームを設立することを決定した。競技は7月に始まり、ドライバーについては間もなく発表する」 2019年のF1 eSportsシリーズは各チームのラインアップの一部を決める7月のプロドラフトで始動する。その後9月から12月にかけてチャンピオンシップを争われ、ウィナーには50万ドル(約5400万円)の賞金が用意されている。 「2019 F1 New Balance eスポーツシリーズに初めて全チームを歓迎できることになり、とてもエキサイティングだ」とF1 eスポーツの責任者を務めるジュリアン・タンは述べた。「昨年はシリーズの驚異的な成長を目にしたが、フェラーリのコミットによってバーチャルグリッドが完成したことにより、我々は引き続きシリーズをさらなる高みへと引き上げることができる」「バーチャルとリアルワールドスポーツの提携をさらに強化し、モータースポーツのみならず、世界で最もイノベーティブなeスポーツの魅力を創造することになる」 「10チームが50万ドルの賞金を狙う今年は、これまでで最大のシーズンになるだろう」
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