フェラーリのテクニカルディレクターを務めるアルド・コスタは、今週のバーレーンテストでいくつか信頼性の問題が生じているものの、KERSの進捗に満足していると語るここ3日間にわたり、フェラーリはサキール・サーキットを300周以上走破している。しかし、キミ・ライコネンがテストを担当した火曜日にはKERSの冷却システムに問題が生じ、水曜日にF60に乗り込んだフェリペ・マッサは、ギアボックスと電気系トラブルで走行時間を失っている。
「ここ2日間の完全に新しいKERSコンポーネントやテストで生じたような問題やギアボックスのような問題はこの先も生じるかもしれない」「しかしKERSに限っては、やらなければならない作業はたくさんあるが、ここまでの進捗にはかなり満足していると言える」バーレーンテストはもう1日あるが、コスタは既に来月の2つのスペインでのセッションに注意を向けており、特にF60のエアロダイナミクスのより広範囲な評価に目を光らせることを楽しみにしている。「ここバーレーンでは、エアロダイナミクスに関してはいくつかのマイナーアップデートだけで標準的な構成を使用した」「完全なエアロダイナミクスが見れるのは、ヘレスとバルセロナでの次のテストになるだろう。そこで我々はオーストラリアGPに対する準備を終えることになっている」フェラーリは、木曜日にバーレーンでのテストを終えたあと、3月のヘレステストに向かう前に、収集したデータを分析するためにマラネロのファクトリーに戻る予定だ。関連:KERS