フェラーリの新チーム代表に就任したマルコ・マティアッチは、ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長からのオファーは時季外れのエイプリルフールのジョークだと思ったと語った。マルコ・マティアッチは上海で「先週の金曜朝5時58分に電話がかかってきた。モンテゼーモロ会長からで『これは私の考えだ』と伝えられた。エイプリル・フールは15日前に終わったのにと思ったよ」と述べた。
「しかし、その後3分間の会話で、これはジョークではない、まじめな話だと理解した。その3時間後にはニューヨークからミラノへの航空チケットが用意されており、それで理解したんだ! 土曜日朝にマラネロのフィオラノ・トラックに到着した」マルコ・マティアッチは、F1界ではほとんど無名だが「レースが大好きだ。余暇には自分でレースをしている」と述べた。ローマ大学サピエンツァ校でイタリア経済を学んだマルコ・マティアッチは、このF1の仕事に喜んで取り組んでいる。「とてもモチベーションが上がる。問題や機会に対して新しい見方を持ち込むことができると思い、このポストを受け入れた」「まず、私はフェラーリのレベルに達しており、F1のレベルに達していることを証明する必要がある。だから、みなさんの前にいるのは、非常にモチベーションの高い人間だといえる」「先ほど話したように、競技チームとしてではなく、チームのまとめ方に対して違う見方ができる。様々な国籍のスタッフを管理することになる。業界や国籍には多様性があるので、ベストプラクティスを持ち込みたい。しかし、これは非常に特殊な文化だ。それはわかっている」「反応時間が全く違う。企業のように2ヶ月で対応するのではなく、昨日起きたことに対応する必要がある。理解するために謙虚になって頑張るつもりだ。そうすることでチームと世界で最高のドライバーにコミットメントすることができる。人の意見に耳を傾け、フェラーリ内の才能を150%活用するために戦う」かなり以前から成績不振に陥っているフェラーリの変化について「そのようなに語るには時期尚早だ」とマルコ・マティアッチは述べた。「私は14年間フェラーリで働き、過去4日間マラネロの競技マネジメント部門で過ごした。才能ある人材の素晴らしいグループがあり、独特な歴史と伝統、印象的なプライドがある。なので、再編成について話すのは時期尚早だ」「モンテゼーモロ氏は、チームにあらゆるサポートを与えることに専念しており、必要であればマーケットを探すだろう。しかし、マーケットを探す場合は、チームへの付加価値と影響があると本当に信じる場合だけだ」また、マルコ・マティアッチは、仕事の初日に黒いサングラスをかけたままだった理由を4日間眠らなかったためだと明かした。「とてもいい質問だ。特に4日間足らずのうちに飛行機で40時間過ごし、最後の4日間眠っていない場合、おそらくサングラスが必要になるだろう!」
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