フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、チーム代表を務めるステファノ・ドメニカリ解雇の噂を否定。ステファノ・ドメニカリは再びタイトルを獲得する構造を整えたと期待をよせた。フェラーリが最後にドライバーズタイトルを獲得したのはキミ・ライコネンがチャンピオンになった2007年で、コンストラクターズタイトルは翌2008年以来遠ざかっている。
過去3年間でステファノ・ドメニカリは2度タイトルを取り損ねており、キミ・ライコネンと2014年の契約を結ぶだけでなく、ジェームス・アリソンをロータスから引き抜き、マラネロの風洞も修繕している。ステファノ・ドメニカリ交代について質問されたルカ・ディ・モンテゼーモロは「彼を逃すことは決してない」と Gazzetta dello Sport にコメント。「キミという選択を最初に支持したのは彼だ。彼はよく働いてきたし、将来に向けて準備を整えているので、その結果が見えてくると期待している。我々は、過去3年にわたって2度タイトルを最終戦で逃してきた。それは彼のミスではなかった」 「私は長年ここにいる。(ジョン)サーティースのタイトルから11年経ったときからだ。当時はチーム代表としてシューマッハ、そしてトッド・ブラウン・バーンの3人と共に黄金時代を築いた。今、チームには再び勝利していく準備が整っている」 「シューマッハ時代以降の空白はシミュレーションの遅れと空力に起因するものだ。だが、3年間でフェラーリは常に最終戦までタイトル争いの中にいた」「私はジェームス・アリソンにかなり期待している。彼と共にロータスから空力部門のヘッド(ディルク・デ・ベーア)や他のニューフェイスがやってきた。我々はついに欠けていた創造性を手にするだろう。アリソンはチームやスタッフを知っているし、イタリア語を話す」 「他のチームも彼を求めていたが、彼は我々を好んだ。彼の加入は多くの分野で作業方法を変えることになるだろう。パット・フライはコース上のオペレーションや方法論、シミュレーターに集中していく」 セバスチャン・ベッテルからタイトルを奪取するチャンスはどれくらいかと質問されたルカ・ディ・モンテゼーモロは「パーセンテージを語るつもりはないが、我々が外部の人間であれば、大金をもうけるにはフェラーリに賭けるだろう」 「だが、2014年についてはこれ以上に写真判定で負けるチームであるわけにはいかない。再び勝利するのが待ちきれない。今がそのときだ。私を信じてほしい...」