フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、もっとテストが多く、空力に依存しない安価なF1のための構造改革を要求。加えて、レース時間の短縮も考えるべきだと述べた。ルカ・ディ・モンテゼーモロは、F1の将来について大きく再考するための機は熟したと主張した。「我々はよりコストのかからないF1を望んでいる」とルカ・ディ・モンテゼーモロは述べた。
「なぜ小さなウイングフラップのために風洞を24時間稼働させるための巨額のコストを費やさなければならないのか教えてほしい。そこへの一般の関心はゼロだ。テレビにとってもゼロだ。市販車にそれを使うことは決してないだろうから、市販車メーカーとしての私にとってはゼロ未満だ」「フェラーリは60年以上の間F1にいる。F1における成功は重要だ。F1がF1であり、電気自動車やゲームのためのレースでなければ、我々はF1に残るだろう。F1は革新とテクノロジーだ。お金を費やすのであれば、競争に関係のないものではなく、それを先進の研究のために費やしたい」先週金曜日にマラネロでFIA会長ジャン・トッド、バーニー・エクレストンとグランプリレースの将来について会談を行ったルカ・ディ・モンテゼーモロは、重要なステップを遂げる必要があると考えている。「より少ないコストを許諾する規約を望んでいる。ここはお金を費やすことを制限されたエリアだと言われても、それをどのように管理するかはわからないと思う。最近は全員がそれに騙されていると思う」「チームがより少ないコストを費やせるはっきりとした規約の方がいい。特に観客や競争にとって重要ではないことにはね」レース週末のフォーマット変更の可能性についてルカ・ディ・モンテゼーモロは「若者のことを考えれば、レースはあまりに長い」とコメント。「私が間違っているのかもしれないが、F1のショーをどのように改善できるか慎重に検討していかなければならないと思う。1つ例を挙げれば、1時間半は若者にとってはあまりに長い。それであれば2部構成でレースをした方が良いだろう」「それは間違っているかもしれないが、我々はそのようなことを考えていかなければならない。いつまでも同じままでいることはできない」「テクノロジーや革新のように、F1のDNAを失うことなく、革新的になっていかなければならない。今は、最後の10周でリードしていても、タイヤをケアしている。エンジンをケアしている。最後まで到達できないかもしれないからね。それはF1の最先端ではない。検討していかなければならないことだ。レースを維持していくかもしれないし、将来のために何かを変更していくかもしれない」ルカ・ディ・モンテゼーモロは、F1がいつ開催されるかについてももっと柔軟であるべきだと提案した。「6月や7月の人々が海やバケーションにいる2時にレースをするのが良いとは思わない。サーカーは6〜8時に試合をしている」