フェラーリのアルド・コスタ(テクニカルディレクター)、ニコラス・トンバジス(チーフデザイナー)、ルカ・マルモリーニ(エンジンチーフ)が、F150について語った。昨年のデータに基づいて、今年フロント側が変わらないというのは事実ですか?その分を埋め合わせるためにリア側にどのようなことしましたか?現在、KERSによる82bhpと可変リアウイングによる60bhpという2つの異なるパワーがあります。それらを使うことはより重要ですか?
ニコラス・トンバジス: 我々は主にディフューザー、エキゾースト、リアに取り組んできた。リアウイングのパフォーマンスはバランスに影響を与えるだけでなく、ウイングの複雑なボーテックスを発生させる。全体的に、ウイングとリアの相互作用は非常に重要なことなので、そのコンポーネントを一緒に取り組まなければならなかった。アルド・コスタ: 可変リアウイングは、空力面とメカニック面のセットアップ管理にとっていくつかのバリエーションをもたらす。予選ではかなり自由に使えるし、ドライバーは全体的なダウンフォースを必要としない全てのストレートで作動することになる。それは週末の戦略にとって非常に重要なことだ。レースでの使用は制限されているので、チームは配分と戦略について決定しなければならない。ルカ・マルモリーニ: 2009年、同じパフォーマンスでKERSを搭載して追加の60kwがあるマシンとそうでない2台のマシンでは、オーバーテイクの決定に大きな違いがないことがわかった。今は可変リアウイングもあるので、オーバーテイクの可能性は保証されるはずだ。もちろん、多くは戦略、セットアップ、7速ギアのレシオに関わってくる。最初にマシンを発表しましたが、そのような規約によって多くの異なるマシンが出てくるでしょうか? それとも、レッドブルにインスパイアされた同じようなマシンになるでしょうか?アルド・コスタ: 我々は開発ブログラムに関して思い切った決定をしたので最初になった。空力は移行段階にあるが、構造とメカニカル的な観点でF150はパーフェクトだ。残りは、タイヤと多くの斬新さを考慮した開発だ。それは開幕戦に持ち込むことになる。この決定により、我々の空力エンジニアは、開発により多くの時間を使える可能性を与えられた。他のチームについてはわからないが、革新的なものがある。レッドブルは特定のもので先頭にたったが、多くの異なる開発問題がある。クルマは似たようなルックスになるだろう。シャシーとボディワークのディメンションは規約で定められているからね。しかし、独自のアイデアによる開発もある。KERSに関して。レッドブルとブラウンGPは2009年にシステムを使っていません。実際に使っていたことはアドバンテージになりますか?トヨタの風洞ではどのような作業をしていましたか?クリス・ダイアーの役割は?ルカ・マルモリーニ: KERSは複雑なシステムだ。バッテリーとコントロールシステムに関する技術的な面だけでなく、実際業務でのパーツの磁気などにも注意をしなければならない。非常に複雑だ。その観点で、チャンピオンシップのスタートでは我々にアドバンテージがあると思う。技術面に関してはそうなるとは思わない。そのようなコンポーネントは、テストの蓄えで開発することができるからね。アルド・コスタ: トヨタの風洞に関しては、シャシーのための費用、チーム内の人員の数、風洞での時間、流体力学のサーバー能力に関するFOTAの規制によるものだと言える。チームはお金の使い方とリサーチ方法を決定しなければならない。我々の決定はギャラリーを多く使うことだった。開発プログラムを早めるためには、我々のものでは十分ではなかった。なので、トヨタに問い合わせた。彼らは“商業的”でアバンギャルドな風洞を持っている。クリスに関して言えば、彼は我々フェラーリの人間だ。最近、彼はステファノと彼の役割についてを調整を行っている。タンクの内側にKERSがあります。タンク内のガソリンはどれくらい少なくなりますか?レッドブルのようなプルロッド式のサスペンションを使う可能性を検討しましたか?ルカ・マルモリーニ: KERSの位置決めは2009年と同じだが、昨年からレース中に給油することはできない。なので、我々は影響を減らし、燃費を制限することに多くの作業を行った。ニコラス・トンバジス: レッドブルのプルロッドのような異なるサスペンションのセットアップにも取り組んだ。空力に関してサスペンションには異なる選択肢があるし、プルロッドはアドバンテージだ。我々の選択は、リアを改善し、空力を得られるようにプッシュロッドに専念することだった。他のサスペンションと同じレベルに到達したと思っているし、スペース面でも最小限にできたと思う。またダンパーとレギュレーションに関しても多くの作業を行った。開幕戦のパッケージは非常にアグレッシブだ。空力エンジニアに最高の構成を見つけるための多くの時間があるという意味でもね。ドライバーは、複雑なマシンを懸念していると述べていました。あなたはそれらをより簡単にすることに取り組みました。2009年のKERSには安全性の問題がありましたが、それは解決しましたか?アルド・コスタ: 長い時間をかけて、ドライバーに関連することについて話し合ってきた。昨年、ドライバーはますます複雑なシステムに対処しなければならなかった。規約によって多くのことが自動化できない。それを避けることはできないし、ここはチャレンジの場でもある。今は制限がある。本当に制約が多いので、我々はそれについて話をしているところだ。ルカ・マルモリーニ: 故障や事故は至るところにあるが、KERSの安全問題は問題なかった。安全性は常に一番だったし、故障と各部の健全性に関しては凄まじいテストを行ってきた。関連:フェラーリ F150 (主要諸元)