フェリペ・ナッセは、ザウバーが2016年F1マシン『C35』をプレシーズンテスト初回から投入できないことは“大きな問題ではない”と確信している。ザウバーは、先月、新車C35をバルセロナでの2回目のプレシーズンテストまで投入しないことを確認している。その後、ザウバーはC35をクラッシュテストに合格させた。
ザウバーは、初回テストには2015年マシンの改良版で参加することになるが、フェリペ・ナッセはC35の遅いロールアウトがチームの見通しに害を与えることはないと考えている。「理想的ではないけど、僕たちには新車に取り組むための時間がもう少しある」とフェリペ・ナッセは語る。「たとえ、メルボルンに向かうまでにクルマを理解するための時間が4日しかなかったとしても、それが大きな問題になるとは思わない」「クルマにはフェラーリのパワーユニットのパッケージングを含め、多くのイノベーションがある。簡単な第一歩だとは思っていない。全てを最適化するための時間がわずかだ」フェリペ・ナッセは、昨年、ザウバーはチャンスを最大限に生かせたと考えており、2016年に進歩を果たすための大きなポテンシャルがあると考えている。「去年、僕たちはいくつかの変更を除けば、オーストラリアで開始したものと同じクルマでシーズンを終えた。開発プログラムをサポートするためのリソースがなかったんだ」「僕たちはシーズン全体であまり多くのチャンスはないことはわかっていたし、全ての機会を生かすことができたと思う」「簡単ではなかったけど、僕はチームの正直さを評価した。届けられないものは約束されなかった。チームとの契約にサインしたとき、すでに僕たちにあった限界には気づいていた」「今年のむけて改善の余地はたくさんあると思う。大きな前進を遂げられることを願っている」