フェリペ・ナッセは、ザウバーでF1デビュー前に他にも3つのF1チームが自分との契約に関心を寄せていたと明かした。デビューイヤーとなる今年、印象的な走りを見せているフェリペ・ナッセだが、“ペイドライバー”という印象との戦いを継続して強いられている。フェリペ・ナッセには、ブラジル銀行(Banco do Brasil)という協力なスポンサーがついており、今年のザウバーのF1マシンは同銀行のカラーリングが施されている。
だが、フェリペ・ナッセは他のチームからでもF1にたどり着いていただろうと主張する。「僕の父や親戚に元F1ドライバーはいない。僕は普通の家の出身だ」とフェリペ・ナッセは Turun Sanomat にコメント。「多くの道からF1にたどり着くことができただろうけど、僕はスティーブ・ロバートソンと歩んできた」スティーブ・ロバートソンは、キミ・ライコネンを育て、そのマネジャーを務めてきたことで最も知られている。以前にフェリペ・ナッセは、キミ・ライコネンも自身のF1への道に投資していたたと明かしている。「僕が最初にヨーロッパに来たとき、レッドブル、グラビティ(ロータス)、メルセデスが彼らのドライバー育成プログラムに僕を入れることに関心を持っていた」それだけでなく、フェリペ・ナッセは17歳だった2009年にフォーミュラBNWで活躍した結果としてBMWザウバーでテストをすることになっていた。しかし、BMWがF1から撤退したため、それは実現しなかった。「ロバートソンと共に進むことが、僕にとって正しいソリューションだと感じた。でも、今はみんなが言うところのペイドライバーなのでF1にいると思われている。僕としては、自分とレッドブル(の支援を受ける)ドライバーたちの違いがわからないけどね」