F1チームは、早ければ2016年にワイドタイヤ、そして、2017年には1000馬力エンジンを導入するために作業を進めていくことになった。F1ストラテジーグループは、5日(木)にパリで会合を開き、今後2年間でF1カーのルックスとスピードを徹底的に見直すという提案について議論した。アイデアが規約に盛り込まれるまでには調整が必要な作業がまだたくさんあるが、2016年と2017年全体で導入される変更について支持された。
エンジン面に関しては、現行のV6ハイブリッドを完全に捨てるのではなく、燃料流量制限と最大燃料を引き上げることで1000馬力を達成することで合意された。エンジンメーカーは、今後数週間でそれが現実的に達成できることかどうかについてより詳細な提案を提出するよう依頼された。エンジン変更と並行して、チームは、来年にむけたF1マシンのルックスの向上、ワイドタイヤの導入、ダウンフォースの増加について評価を行った。これらを達成するためのいくつかのアイデアが検討されているが、重要なのは、それをどのようにコストを大幅に増やすことなく達成するかという点が鍵となっている。情報源は「2017年のパワートレインの変更はない。だが、2016年によりワイドなリアタイヤとそれに合ったボディワーックの改正が行わるだろう」とコメント。「調査されているのは、通常我々がやっていることに加えて増加されるコストについてだ」今後、F1チームのテクニカルディレクターは、今月後半に予定されているFIAとのワーキンググループの会合の場で、これらの提案とコストとの関係について議論することになる。その議論は、2016年の規約変更がF1委員会で承認されるために十分な進展を果たすことが望まれている。2016年の規約の改定は、3月1日までに過半数を得る必要がある。
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