アルピーヌF1チームのエステバン・オコンは、2023年シーズンを全体的に否定的に評価。あまりにも多くのインシデントとリタイアによってシーズンを「無駄な機会」に変えてしまったと悔やんでいる。しかし、それにもめげず、オコンは2024年F1シーズンにアプローチを変えることを誓い、何よりもレースパフォーマンスを優先する「戦争モード」のメンタリティを取り入れると語った。
シーズン序盤は苦戦を強いられたオコンだが、モナコでは表彰台を獲得。しかし、27歳のオコンにとってはそれが最高の結果であり、次のベストリザルトはラスベガスでの4位だった。22戦のシーズン中、オコンは他車との接触によるDNFを含め、記憶にないほど多くのリタイアに見舞われた。失地回復の決意を胸に、オコンは集中力と献身に満ちた新たな段階に乗り出そうとしている。「戦争モード」への切り替えは、雑念を排除し、レースでの成功にのみエネルギーを注ぐという彼の決意を意味する。2023年を振り返って「とてもいいこともあったし、いいチャンスをつかんだこともあった」とオコンは語る。「でも、全体的に一貫性がなかった」「DNFが多すぎた。おそらく、どのドライバーよりも多い9回のリタイアだと思う」「シンガポールでのギアボックスの問題や、オースティンでのオスカー(ピアストリ)との接触がなければ、ランキングトップ10に入ることができたはずだ。だから、少し無駄な機会になってしまったんだ」2024年にランキングを上げるために、オコンは目の前の仕事に完全に専念する新たな気持ちで新年に向かう。「1月2日から最初のテストまでは、トレーニングキャンプに完全に戻るつもりだ。2022年にやっていたような、もっと自分のやり方でやっていくつもりだ。レース以外のことは一切しない」とオコンは語る。 「今年はトラック以外でも、さまざまな活動をしてきた」「来年はそれが変わる。戦争モードに戻り、レースサイドに完全に集中する。その前にチームのクリスマスパーティーがあるし、シミュレーターの仕事もある」「しばらく会っていなかった家族と数日間会うことができる。12月はミック(シューマッハ)や僕の友人たちと楽しい時間を過ごし、その後は完全に来年に集中するつもりだ」