エステバン・グティエレスは、F1スペインGPの11位は“勝利のような感覚”だと述べた。エステバン・グティエレスが開幕4戦でポイントを獲得できていなかったことで、交代報道が出るなどプレッシャーがかけられていた。だが、F1スペインGPでは、3グリッド降格ペナルティにより19番手スタートだったにも関わらず、ポイントからコンマ3秒の11位でレースをフィニッシュ。
またエステバン・グティエレスは、レースで初めてファステストラップを記録し、初めてリードラップを走った。「僕にとって非常に特別な週末だった」とエステバン・グティエレスはコメント。「ドライバーとして改善するために忍耐、コミュニケーション、ツールを与えてくれたチームに感謝したい。4戦は望んだようにいかなかったので、非常に重要なことだ」「ポイント獲得を目指して5戦目に挑んだけど、11位は最大限の結果だったし、ポイントは獲得できなかったけど、勝利のように感じている。個人的にも非常に重要な前進だ」ザウバーのチーフデザイナーを務めるマット・モリスは、エステバン・グティエレスのパフォーマンスについての熱意を評価。グティエレスの改善は経験を積んだ結果だと考えている。「彼にあれ以上を求めることはできなかった」とマット・モリスはコメント。「彼はレースで良いタイムを記録していたし、ある時点では先頭を走っていた」「実際、我々は彼のペースを疑っていなかったし、彼は十分に速いことを示していた。あとはレース週末の経験とレース技術を得ていくだけだった」「彼は最初の数レースで自分自身に大きなプレッシャーを課していたし、我々も彼に多くのプレッシャーをかけていた」「いくつかミスはしたが、(スペインでは)週末を通してミスを犯さなかった」「ノーミス、良いピットストップ、良いレース。彼に満足している」