2025年F1オランダGPのフリー走行1回目は、マクラーレン勢が強さを見せた。ランド・ノリスが1分10秒278でトップに立ち、オスカー・ピアストリが0.292秒差で2番手。アストンマーティンのストロールとアロンソも上位に入り、ウィリアムズやザウバーなど中団勢も健闘した。一方、フェラーリ勢はルイス・ハミルトンがスピン、シャルル・ルクレールも不満を漏らして14位・15位に沈み、課題を抱える結果に。
また角田裕毅とアンドレア・キミ・アントネッリがグラベルに飛び出して赤旗が出され、母国のマックス・フェルスタッペンもコースオフと、多くのドライバーが風に翻弄される荒れたセッションとなった。午後のFP2は雨予報で、貴重なドライデータの確保が週末の鍵となる。セッション開始、各車一斉に走行ピット出口に行列ができるほどの混雑でFP1はスタート。午後の雨予報を受け、各チームはドライ路面でのデータ収集を急いだ。序盤は全車がミディアムタイヤで周回を重ね、路面にラバーを載せる展開となった。角田がスピン、アントネッリは赤旗原因に角田裕毅がスピンしてグラベルに飛び出すも、自力でピットに戻ることに成功。しかし直後にアンドレア・キミ・アントネッリがターン1でオーバーランし、砂利にスタック。マシンは回収され、赤旗でセッションが中断された。新人にとっては学習の機会を失う痛手となった。ハミルトンがスピン、フェラーリは波乱の滑り出しルイス・ハミルトンはターン3で360度スピンを喫し、「全輪フラットスポットだ」と無線で不満を吐露。シャルル・ルクレールもペース不足を訴えるなど、フェラーリ勢は序盤からトラブル続き。ソフトを投入しても順位は上がらず、課題が残った。ラッセルもコースオフ、風の影響顕著終盤、ジョージ・ラッセルがロックアップでグラベルへ。エスケープロードに抜けて事なきを得たが、突風が多発するコンディションで多くのドライバーがマシンバランスを乱した。解説パーマーは「突風で一貫性がなく挙動が不安定」と指摘。フェルスタッペンもまさかのコースオフ母国のマックス・フェルスタッペンも練習スタート後、ターン1でブレーキをロックさせてグラベルに突入。珍しくマシンをスタックさせ、観客の前で痛恨のミスを見せる形となった。ノリスが最速、ピアストリとの差は0.3秒ソフトに履き替えたノリスが1分10秒278でトップ。ピアストリは最終セクターで遅れ、0.292秒差の2番手に。チーム内比較ではノリスが優位に立ち、週末の序盤戦で主導権を握った。アストンマーティンが両者トップ4入りストロールが3番手、アロンソが4番手と上位に食い込んだ。特にストロールは終盤のクリアラップで順位を押し上げ、チーム全体として強さを発揮。前戦ハンガリーに続き、好調さを維持している。ウィリアムズとザウバーが健闘アレクサンダー・アルボンが5番手、サインツJr.が8番手に入り、ウィリアムズは競争力を示した。さらにザウバーのルーキー、ガブリエル・ボルトレトが9番手を獲得し、チームにとって明るい兆しとなった。フェラーリ14・15位、明暗くっきりルクレール14位、ハミルトン15位と2人揃って下位に沈んだ。チームは「独自プログラムを走っている」とするが、ラップタイムは振るわず、ドライバーも不満を隠さなかった。トップとの差は拡大、中団は接戦短いサーキットながら、ノリスから1秒以内に収まったのはわずか4台。ピアストリ、アロンソ、アルボン、フェルスタッペンのみで、中団以下は1.5秒以上の差が広がった。タイム差がはっきりと表れるセッションとなった。