2018年のF1世界選手権の最初の合同テストが26日(月)にバルセロナのカタロニア・サーキットでスタート。レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドがトップタイムをマークした。2018年のF1レギュレーションではF1マシンにコックピット保護デバイス『Halo』の搭載が義務化。Haloを搭載した全チームのF1マシンがコース上に揃った。
例年、この時期のバルセロナは気温が低く、午後には気温・路面温度とも10℃を下回るコンディション。終了間際にはサーキットに雨が降り、フルウェットタイヤでの走行となった。1番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)「今日は・・・寒かったね! でも、それ以外は良い感じだった。ドライだった午前中はすべて問題なかったけど、午後はコンディションが本当にトリッキーだった。このような気温ではタイヤに何をしても機能させるのが難しいし、特に路面も再舗装されていかたらね。路面温度があるときはいい感じだけど、冷えてしまうとグリップがまったくない! それでも、良い1日だったし、100周以上を走り込めた。確か、1回のランで35周は走れたと思う。信頼性はしっかりしているし、みんなを称えたい。パフォーマンス? まぁ、タイムシートトップに自分の名前があるのは嬉しいことだけど、温度が2℃では何も学べることはないね!」2番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「バルセロナでの最初の午前はかなりポジティブだった。予定していたことはすべて実施することができた。今朝の一番のミッションは空力データを収集することだったので、一貫したスピードで走行した。僕自身のためのプラクティスラップも何周かしているけど、そこまで多くはない。パフォーマンスを追求することはしなかったし、まだW09を限界までプッシュしていない。クルマの最初の感触は良かったし、挙動も良かった。昨年のマシンと比べても駄目なところは挙げられないし、今のところはポジティブなことばかりだ。クルマに戻れたことが本当にうれしい。久しぶりな感じはまったくしなかったけどね。車に慣れるのに時間はかからなかったし、それは良い感触だ。ドライバーにとってこのようなクルマはドライブするのがかなりきついけど、冬の間に良いトレーニングプログラムができたので、フィジカル的にもしっかり準備はできている。今日は気温が低く、天候がちょっとトリッキーだった。クルマもタイヤも5℃ではドライブできない。このコンディションでミディアムタイヤを2セット使ったけど、適切に機能させるまで十分に熱を入れるのが難しかった。それが今日の一番のチャレンジだったけど、それはみんなも同じことだ。僕たちに与えられたテストの量は限られているので、それを最大に生かさなければならない」3番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)「今日の唯一問題は天候だけだった。新車の第一印象はOKだ。でも、まだ何かを判断するには時期尚早だ。今日のようなコンディションでは特にね。このタイヤは8℃で機能するようには設計されていないし、全員にとって難しかった。残りの僕たちの作業はラップタイムとは無関係なものだったし、とにかく走っては、いくつかのことを編呼応して、クルマの理解を深めようとしていた。何も問題はなかったように思う。今はもっと多くの走行距離を重ねていかなければならない。今までのテストと比較して、今回のHaloはこれまでは可能ではなかったクルマのデザインの一部として融合されている。プロテクションなしでクルマを走っていたときと何も違いは感じなかった」4番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)「新車での初めての朝は満足のいくものだった。今日の僕たちのプランはマイレージを稼いで、走行距離を積んでいくことだったし、僕たちはそれを達成することができた。主だった問題もなく、堅実なスタートを切ることができた。すぐにクルマに良い感触を得ることができたけど、考慮しなければならない他の要因もある。ここのトラックは再舗装されているんで、バンプが少なくなっているし、グリップも多くなっている。なので、クルマに乗っていてはるかに良くなっていると感じるのは当然のことだ。確かに去年のこの時期と比較すれば良い前進を果たしているけど、僕たちは今後数日にわたってやらなければならない仕事がある。僕たちは初日の朝のプログラムを細部まで完了されたし、それはチーム全員のハードワークの手柄だ」5番手:カルロス・サインツ (ルノー)「励みになる一日だった。ちょっとフラストレーションがあるとすれば、午後の寒い天候かな! かなりトリッキーだったし、クルマの本来のフィーリングを得ることができなかった。走る度にタイヤに熱を入れるのに時間がかかったし、かなり慎重に走らなければならなかった。今日はクルマの限界を見つけることができなかったし、明日また走るのを楽しみにしている。もっと良いコンディションになって、より良いフィードバックを得られることを願っている。気温は低かったけど、みんなの努力は素晴らしいものだった」6番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「3カ月のオフを終えて車に戻れたのは最高だけど、今日は悪天候のせいでたくさん走るチャンスを得られなかったので残念だ。午後の路面はかなり冷えていたので、タイヤに熱を入れるのが難しかった。このような気温ではタイヤはまったく機能しないし、感触も全然得られなかった。コンディションがとても悪かったので、クルマをプッシュすることもなければ、トップスピードに上げることもなかった。あまり長くドライブしていない僕がクルマを語るのは難しいど、最初の感触は良かったと思う」7番手:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン)「僕たちにホイールナットの問題を抱えたときに最初に思ったのは、メディアにとって良い一日になったなということだ! 本当に小さな問題だったけど、クルマがグラベルにはまるのは一大事だ。テスト中はガレージでクルマがバラバラにされているところなんて誰も目にしない。予定していたテストプログラムは午前中にあまり走行するプランではなく、昼休みを挟んで根本的な変更を施すことになっていたので、午前の走行不足は大きなハンデにはなっていない。昼休み後は通常のプログラムに戻して、他チームが問題を抱える一方で僕は午後のセッションで一番たくさん走った。僕にとっては今日はとても良いスタートだ。クルマはここでもナヴァーラでもいい感じだし、間違いなく大きなポテンシャルがある。パフ...