2016 FORMULA 1 BRITISH GRAND PRIX
優勝:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「今年全体で最高の週末だ! レース序盤に雨が降ってきたときは信じられなかった。“マジで?”とて思ったよ。そういうことがあると、全員にとってかなり難しくなる。セーフティカーも全然見えなかった。かなり遅くなっていて、リアブレーキの温度が低くなりすぎていたので、熱を入れようと努力していたら、知らないうちに真後ろにいたよ! 曲がれて良かったよね! 幸運なことに大丈夫だったし、そこからはウェットコンディションで素晴らしい感覚だった。何よりもまずは、これだけ信じられないくらいの仕事をしてくれたチームに感謝したい。今週末の僕たちのパフォーマンスは傑出していた。エンジニアとメカニックが素晴らしい仕事をしてくれたし、彼ら全員に改めて心からありがとうといいたい。そして、次はあの観衆だ・・・彼らはいったいどこから来たんだ? 本当に信じられないよ! 他の国ではこれに近いものだって見られない。どんな天候であれ、イギリス人がこのスポーツに対して抱いている情熱を僕に知らしめてくれる。土砂降りなのに、みんな“イエーイ、最高!”だからね。正直、夢にも思わなかった。今より若いときは、自分はF1ドライバーになることで伴ってくる他のことはわかっていなかった。単にレースに畏怖の念を抱いていただけで、理解し始めたのは成長してからだ。ただ栄光を浴び、それを楽しもうと努力している。いつの日か、誰かが、できれば若いイギリス人がここで勝利して、その瞬間を心から楽しんでほしいと思うからね。でも今は、僕の番だ。僕たちのときだ。今日ここに来てくれた全員に感謝している。本当に信じられないくらい素晴らしかったよ」2位:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)「今日はとても良いペースがあると感じたし、路面が乾いたらとにかくやってみることにした。最初は水しぶきが酷くて、特にセクター1は前が見えにくかった。ニコをパスしてからはルイスに近づこうとしたけど、彼はそこでスリックのためにピットインした。もしかしたら、1周長く引っ張りすぎたのかもしれない。でも、最終的にレースは素晴らしかったし、クルマも本当に最高だった。後半にもニコとの良いバトルがあったけど、路面が乾いたらメルセデスは直線で速すぎた。後ろからのプレッシャーもなかったので、できるだけついていって、自分のレースをすることに集中した。ターン1は少しトリッキーだったし、何度かヒヤっとする場面があったので、そこでは慎重になったけど、聞くところによると他の人たちも同じように苦戦したみたいだね。ベケッツの外側から攻めるのは楽しかった。彼はインサイドを狙っていたので、僕はアウトサイドを試そうと思ったんだ。もちろんリスキーな動きだった。クルマにはグリップがあったし、いけるという感覚があった。うまくいったね。あそこにはランオフもあるので、失敗してもスペースがある。最終的に僕たちはだいたい8秒遅れでフィニッシュした。それはとてもポジティブだと思うし、僕たちはギャップを縮めつつある。ここのファンは最高だった。あんなに大きな声で熱心に応援してくれるなんて信じられないくらいだった。彼らがルイスを応援していたのは当然だけど、僕にもたくさんの声援を贈ってくれたのがとても嬉しかった」3位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)「週末を通してルイスの方が良い仕事をしていたし、彼は勝利に相応しい。だから、彼を祝福したい。終盤のギアボックストラブルがとても深刻で、ほぼリタイアしかけていたので、フィニッシュできて満足している。幸いにも修正することができた。全体的には素晴らしい感触だったし、ミディアムタイヤを履いたときのペースは最高だった。マックスとのバトルは楽しかった。ちょっと時間がかかったけど、何とかアウトサイドからオーバーテイクできた。今週末、ここシルバーストンの雰囲気は他にはないくらいずっと素晴らしかった。そうだね、ルイスほど僕のことを好きではな人がいることには気づいている。でも、彼の母国なんだからそれは当たり前のことだし、大部分の人たちは僕を応戦してくれたと感じた。それこそが、イギリスのファンが世界でも最高で、最も情熱的なファンである理由だ。だから、本当に見事なイベントにしてくれた彼らに感謝している」4位:ニエル・リカルド (レッドブル)「ポイント的にはチームにとって本当に良かったと思う。フェラーリに対して少し差を縮められて良かった。でも、僕にとっては寂しくて少し退屈なレースだった。バーチャルセーフティカーの時に大きくタイムをロスしてしまったし、運がなかった。仕方のないことだし、違うことはできなかった。僕に関しては単にタイミングが悪くて、ペレスにポジションを奪われてしまった。それにトップから10秒以上も離されてしまったからね。残りのレースではピットストップがなかったので、ギャップを埋められなかった。トップのペースがあんな感じだったからね。あちこちで0.1秒は縮められるけど、1周あたり0.5秒は無理だ。今日はバトルやアクションへの準備はできていたけど、残念ながらそのチャンスがなかった。今は見たままだ。ブダペストではもっと良くなることを期待している」5位:キミ・ライコネン (フェラーリ)「レース序盤はコンディションがとてもトリッキーだった。一部の場所では視界が悪く、ウェットタイヤのグリップはとても低かった。それでもできるだけ速く走ろうとして、何度か飛び出してしまった。ミディアムタイヤにしてからは少しだけ改善したけど、楽ではかった。週末が始まった時から、難しくなるのはわかっていた。今日は最大限のことをしたけど、前の人たちと戦うにはスピードが足りなかった。このようなコンディションではもっとダウンフォースとグリップが必要だ。ハンガリーはもう少し楽になるはずだけどね。これからの数戦は違う展開になる。絶対とは言わないけど、ここと同じ問題はないはずだ。僕たちの通常の状態に戻ると考えている」6位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)「2台揃ってポイントを獲得...