今シーズン初めてのインシーズンテストが、先週F1スペインGPの舞台となったバルセロナのカタロニア・サーキットで行われた。各チームが残りのシーズン、そして次戦モナコGPにむけて様々なテストを実施するなか、タイムではF1スペインGPで優勝したニコ・ロズベルグが1分24秒374でトップタイムを記録。
また、今回のテストでは若手ドライバーもF1テストデビューを果たし、ニック・イエロリー、ピエール・ガスリーがF1マシンでの初走行を行った。ニコ・ロズベルグ (メルセデス)「今日はもちろん最高のテスト日だった。レース週末よりも路面が少し速くかったす、多くの周回を走ったのでちょっと疲れたね! でも、シーズン中に僕が参加するテストはこれだけなので重要だった。今日はいろんなものを試した。残りのシーズンのためのものや次のレース用のもある。モナコはかなり特殊なセットアップ特性なので、そのいくつかを評価した。ここの最終コーナーはタイトなコーナーが多いので、ある意味でモナコのようなので役に立つはずだ。クルマの感触はとても良いので楽観しているし、次のレースへの準備もできていると思う。僕の地元であり、伝説的なサーキットだ。良い週末にしたい。とても楽しみにしている」 フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)「生産的な一日だったし、何の問題もなくプログラムを完了することができた。午前中は空力作用を調べていたので、かなり多くの装置をクルマに搭載して走った。午後はセットアップ作業に取り組んだ。先週末に得たデータを基に作業を始めて、そこから前進できたと思う。ここ数日よりも風が弱かったので、ラップタイムが少し速まっていたと思う。これからモナコに向けて集中する。とても楽しみだ」ラファエレ・マルチェロ (フェラーリ)「このクルマをドライブしたのは初めてだったけど、ポジティブな感触を得ている。チームは良い仕事をしていると思う。前回、僕がテストに参加したのは昨年のアブダビなので、それ以来、多くの進歩があったのは間違いない。この前の日曜に使った新しい空力パッケージで集めた大量のデータを分析して、パフォーマンスをさらに改善していく」ニック・イエロリー (フォース・インディア)「ついにF1マシンに乗るチャンスを得られて本当に最高の気分だ。今日のこの日のために長い間ずっと頑張ってきたし、今回のチャンスを与えてくれたサハラ・フォース・インディアのみんなに心から“ありがとう”と言いたい。最初の数ラップはちょっと変な感じだったけど、すぐにクルマに慣れることができた。最初に思ったことのひとつは、パワーステアリングがGP2のマシンに比べて素直なところだ。ほんの少しのインプットでクルマがすぐに反応する。セットアップを必要なところまで素早く煮詰められたし、1日を通して小さな調整を何度かやっただけだった。一番の焦点は空力だ。午前中はかなり徹底した作業だったけど、午後にはソフトタイヤで走るチャンスも得られた。今日の走行にはとてもポジティブな感触がある。チームの役に立てれたことを願っている」ピエール・ガスリー (トロ・ロッソ)「最高の一日だった。午前中は初めてF1マシンに乗れて、とても特別な気分だった。クルマから得る感触は本当に凄い。何もかもがほぼ完璧だし、例えば、パワーステアリングなどのエレメントは他のフォーミュラよりもはるかにパワーがある。グリップも多い。今回の経験を心から楽しんだし、多くのラップを重ね、最大限に生かせたと思う。F1マシンをドライブするのは全てのドライバーの夢だ。その夢が叶った今、僕はこのカテゴリーでレースをすることが自分のゴールだとより決意を固めている。最高だった。次が待ち遠しい。レッドブルとトロ・ロッソに感謝したい」 パストール・マルドナド (ロータス)「クルマの調子は良かったし、午前中は多くのプログラムに取り組んだ。今回使ったパーツについてはいくらかポジティブな結果も得られているし、強力な進歩を遂げているので、今後に向けて励みになっている。風やグリップレベルなど、今日の路面コンディションは2日前のレースよりも良くかったし、それが助けになったと思う。モナコでの次戦に向けた作業も実施したので、モナコでも強さを発揮できたることを願っている」マーカス・エリクソン (ザウバー)「満足している。今日は予定していたプログラムを終えられることができたし、本当に生産的だった。昼休み後はトラブルフリーで走ることができた、約100周を走り込むことができた。多くの情報を集めながら、異なるタイヤコンパウンドで走った。次のレースや今後に向けてとても励みになった」関連:F1バルセロナ インシーズンテスト初日:ニコ・ロズベルグがトップタイム
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