2015年F1シーズン開幕前の最後の公式テストが終了した。全てのプレシーズンテストがカタロニア・サーキットで終了。各チームは2週間後の開幕戦F1オーストラリアGPにむけて最終調整を進めていく。最終日のトップタイムは、ウィリアムズのバルテリ・ボッタスが記録。マクラーレン・ホンダもトラブルはあったものの30周を走行した。
ニコ・ロズベルグ (メルセデス)「今日は良い一日だったし、全体的にバルセロナのテストは本当に興味深かった。クルマにいくつかメカニカルセットアップの変更を施したけど、僕的にはかなり興味深かった。今日は最後にソフトタイヤでロングランもできたのでOKだ。メルボルンではソフトタイヤを履くし、うまく使いこなすのはチャレンジングなので、しっかり見ていかなければならない。ただ、今回のテストを終えて、僕たちは満足できると思う。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。マシン開発に関わった全ての人に感謝している。僕たちはとても楽観視している。今はオーストラリアに飛んでレースを再開するのが楽しみだ」ダニエル・リカルド (レッドブル)「午前中はERSにトラブルがあったけど、最後はやるべきことができたと思う。燃料を少し軽くしてソフトタイヤを履き、長めの走行にも取り組んだ。みんなが順位について語りたがっているのはわかるけど、誰がどこにいるかを説明するのは難しい。ひとつのチームを除けば、それ以外はどこも接戦だと思うけど、メルボルンに行けばわかることだ。僕たちの力はまだまだこんなものではないと思っている。個人的にはもうレースの準備は万全だし、いい状態でメルボルンに臨めると思う」バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)「本当に良い一日だったし、最高の形でテストを締めくくることができたと思う。僕たちが学んだ重要なポイントのひとつは、FW37がとても信頼性に優れているということだ。メルボルンに持ち込むこのクルマは本当に競争力が高いと思うし、面白いシーズンスタートになるはずだ。テスト時間を最大限に生かせたと思う。トラックにいる人たちだけでなく、ファクトリーにいるみんなが、とても速くて信頼性のあるクルマを生み出すために頑張ってくれたので、チームの全員に心からありがとうと言わなければならない」セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「今日も同じだけど、多くの距離を走れたこと、有益な情報を得られたことはポジティブだと思っている。レースシミュレーションがだいたい予定通りにいったことは信頼性の面で励みになるけど、まだ改善できる部分でもある。パフォーマンス的にはメルセデスがかなり先行しているのは明らかだ。でも、彼らのすぐ後ろに僕たち、ウィリアムズ、レッドブルがいて、3チームともかなり接戦だと思う。あと数週間もすればもう少しわかってくるだろう。そうは言っても、自分たちがやるべきことをしっかり考えて、一歩ずつ前進していかなければならない」 セルジオ・ペレス (フォース・インディア)「このクルマでの初走行は良い一日だった。多くの周回数を走れたし、チームの雰囲気も素晴らしい。僕たちが追いかける立場なのは明らかだけど、僕は楽観視している。このチームは取り組む方向性をはっきりと持っているし、これだけの短期間で本当に多くのデータを集められたので、ホームに帰ってからのあらゆる作業に役立つだろう。ここもそうだし、レースでも、走れば走るほどたくさんのことを学べるし、自分たちの望む場所に少しずつ近づけていると思う。今はメルボルンに集中しなければならない。またレースが始まることにとても興奮している。シーズンの最初のレースはいつも特別だし、前のシーズンが終わった瞬間からずっと楽しみにしているレースでもある」 マックス・フェルスタッペン (トロ・ロッソ)「今日は期待していたほどは走れなかったけど、全体的には多くの周回を走行できたし、本当に素晴らしい冬季テストになったと思う。今日は僕をコースに戻すためにチームがとても良い仕事をしてくれた。クルマやセットアップについて多くのことを学べたし、どこを改善できるかもわかったと思う。2週間後にはメルボルンでレースだ。待ち切れないね。僕たちのクルマは優れたパッケージだと信じている。この3回のテストを通して、チームと一緒にいろいろなことを学んだ。レースの準備は整ったと思っている」 パストール・マルドナド (ロータス)「早めに作業を終えることになってしまって残念だけど、今年のテスト中に僕たちが直面したのはこれが唯一の問題だし、正しい方向にマシンを導くための情報はたくさん集められたので、ポジティブに考えていいと思う。ターン4にかけてブレーキングが損なわれたせいで、コースを飛び出してバリアにヒットしてしまった。ブレーキをかけて速度を落とすことはできたけど、限界までというわけにはいかなかったんだ。クルマはそれほどひどいダメージを負っていないし、僕も大丈夫だ。ただ、午後に柔らかい方のタイヤで走って速いラップを刻む予定だったので、この問題を抱えてしまったのが残念だ。メルボルンでクルマに戻るのを楽しみにしている。今シーズンは優れたポテシャルがあると思う」フェリペ・ナスル (ザウバー)「今日もとても良い一日だった。クルマにひとつもトラブルが発生しなかったことにとても満足している。159周を走った。チームにとっても僕自身にとっても本当に満足できる周回数だ。クルマは信頼性に優れているし、多くのデータも集められている。今日はメルボルンの初戦に向けてしっかりと準備を整えられるようにショートラン、レースシミュレーション、スタートとピットストップの練習を含めた多くの手順をこなした。今はメルボルンが待ち切れない」関連:F1バルセロナテスト最終日:バルテリ・ボッタスがトップタイム