ペドロ・デ・ラ・ロサは2日、バレンシアサーキットでピレリのテストドライバーとして初の作業を行った。サーキットは人工的にウェット状態が作り出され、ピレリはウェットとインターミディエイトタイヤでの初テストを行った。ピレリがテストにするトヨタの2009年マシン TF109でデ・ラ・ロサは約650kmを走行した。
「今年、ピレリと働くことは本当に喜ばしいことだ。ついにタイヤを試すチャンスを得られたことを嬉しく思う」「僕たちは最初のセッションでやりたかった全ての作業を完了した。今は開発の今後の手段についてより明確なアイデアがある」ピレリのモータースポーツディレクターのポール・ヘンベリーは「初めてインターミディエイトとウェットタイヤを走られたので、事実上、我々のプログラムはもう一度ゼロからのスタートだった」とコメント。「計画していた予定通りに作業できたし、ウェットとドライコンディションでのパフォーマンスの第一印象を掴むことができた」「今回は、我々が強いエリアとさらなる開発が必要なエリアを特定することができた。それがテストの狙いだ。ペドロ・デ・ラ・ロサとの作業は素晴らしかった。彼の経験は我々のタイヤの特性について見聞の広い視点を与えてくれた」「これまでのところ、スケジュールは計画通りに進んでいる。ミラノでの作業と同様、次のテストセッションで非常にエキサイティングな時間を楽しみにしている」