カルン・チャンドックは、少なくとも10月後半までコックピットに戻ることはないようだ。今週のF1ベルギーGPでもカルン・チャンドックは山本左近にシートを明け渡し、3戦連続でレース出走を逃した。スパ・フランコルシャンの噂によると、カルン・チャンドックは、次のモンツァ、シンガポール、鈴鹿、韓国でもコックピットに戻ることはないという。
残りのレースはブラジルとアブダビということになる。ベルギーでBBCの解説の仕事をこなしているカルン・チャンドックは、来週の土曜日に韓国インターナショナルサーキットでレッドブルのショーカーでのF1デモ走行を行う。ヒスパニア・レーシングは、残りのシーズンのドライバー計画を明かしてはいないが、カルン・チャンドックはシーズンが合わるまでにコックピットに戻れると自信を持っている。「(レースを逃している)理由はかなり明らかにように思う。でも、結局のところ、チームには理由がある。財政もしくは状況だ」とチャンドックは語る。カルン・チャンドックは「2〜3レース」でグリッドに戻れるかもしれないと考えている。「シーズンが終わる前に2〜3レースで走れると思うけど、正直、もう僕たちの焦点は2011年にシストしている」「夏休みにわたって、僕たちは今後のオプションを話し合うことに費やした。かなり楽観的だ。僕たちは2011年に良い状態にいることを目指している」チャンドックは、フォース・インディアへの移籍を否定した。「僕は彼らの将来の計画にはいないし、いずれにしろレースシートは空いていない」チャンドックに代わってレースに出場している山本左近は「残りのレース全てに出る」とコメントしている。