ケータハムが、小林可夢偉に代えて、フォーミュラ・ルノー3.5に参戦しているロベルト・メルヒもしくはカルロス・サインツJr.を起用すると噂されている。ケータハムの新オーナーは、残りのシーズンのドライバーオプションを評価していおり、今週末のF1ベルギーGPでは、小林可夢偉に代えてアンドレ・ロッテラーを起用している。
残りのレースで、誰がマーカス・エリクソンと組むかはまだ計画されてないが、AUTOSPORT は、ロベルト・メルヒとカルロス・サインツJr.の起用が真剣に検討されていると報じた。スペイン出身のロベルト・メルヒ(23歳)は、今週末のF1ベルギーGPでケータハムと行動しており、すでにシミュレーターに乗ったと Movistar TV に述べた。「彼らはファクトリーに僕を招待し、シミュレーターにトライさせてくれた。素晴らしかったね」とロベルト・メルヒはコメント。「そのあと、彼らはサーキットに僕を招待してくれた。実際、それ以外のことはない。いつかチャンスはあるかもしれないけど、今はわからない」「レースをする可能性については話をしていない。いつかは実現するかもしれないけど、それについては話していない」ASは、ロシアのチームであるゼータ・コルセからフォーミュラ・ルノー3.5シリーズに参戦するロベルト・メルヒが、ロシアの資金でケータハムのシートを得たのではないかと報じたが、ロベルト・メルヒはこの報道については否定している。「ロシア人が資金を提供したというのは本当ではない。だって、僕がF1に行くのを望んでいなかったのは、ワールドシリーズの僕のチームだからね。チームはこのシリーズでチャンピオンになることを望んでいる」「僕がモンツァにいる可能性は高い。でも、まだ何も確定していない。この世界では確かなことは何もないからね」だが、ロベルト・メルヒは、ケータハムと2014年に2レース出走する契約を結んでいるとの報道もあり、ASによると、その2レースのうち最初の1回はF1ベルギーGPになる可能性もあったが、ロベルト・メルヒがヨーロッパF3でタイトルを獲得したのが3年前だったためにFIAからF1参戦資格であるスーパーライセンスをすぐに取得できなかったと報じている。一方、カルロス・サインツJr.に関しては、レッドブルがケータハムにギアボックスを提供し、また新たにチームの経営陣に加わったコリン・コレスが、過去にHRTでダニエル・リカルドを走らせた実績があることから、F1デビューの可能性が噂されており、すでに交渉が行われたことも明らかになっている。だが、カルロス・サインツJr.の広報担当は「何も決定していまえん」と Mundo Deportivo に述べている。 フォーミュラ・ルノー3.5の残りのレースは、F1とどれも日程はかぶっておらず、両方のドライバーがケータハムでレースをすることは可能となっている。F1のレギュレーションでは、“不可抗力”の理由がない限り、チームはシーズンで4人のドライバーしか起用できないように制限されている。ケータハムは、マーカス・エリクソン、小林可夢偉、そしてアンドレ・ロッテラーを起用しており、ロベルト・メルヒとカルロス・サインツJr.の両方を起用するには、FIAに申請する必要がある。