カルロス・サインツは、フェラーリF1チームで走るチャンスがあるのであれば移籍するべきだと同じスペイン出身の元F1ドライバーであるロベルト・メルヒは語る。セバスチャン・ベッテルはフェラーリでプレッシャーに晒されている。2019年、セバスチャン・ベッテルは新入りのシャルル・ルクレールに敗れ、フェラーリはルクレールと2024年までの新契約を結んでいる。
その一方で、セバスチャン・ベッテルは給与をシャルル・ルクレールと同等の約3分の1まで減額した1年契約という事実上のナンバー2契約ともいえる条件をオファーされ、それを拒否したと報じられている。この報道を受けて、すぐさまセバスチャン・ベッテルの後任についての推測がスタート。ダニエル・リカルド(ルノー)、カルロス・サインツ(マクラーレン)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、そして、フェルナンド・アロンソまでも候補として名前が挙げられた。レッドブル・ジュニア出身のカルロス・サインツは、キャリア初期にトロロッソでマックス・フェルスタッペンとディオを結成。トロロッソとルノーではあまり印象を与えることができなかったが、マクラーレンに移籍した昨年に大きな印象を与え、フェラーリのセバスチャン・ベッテルの後任の最有力候補として名前が挙げられている。元F1ドライバーのロベルト・メルヒは、カルロス・サインツはその機会があるのであれば、すぐにでもマクラーレンからフェラーリに移籍するべきだと語る。「僕がカルロス・サインツの立場にあって、機会があるならば、すぐにフェラーリに移籍するだろう。ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンはグリッドで最高のドライバーだけど、正直、サインツはフェルスタッペンとチームメイトだったときに同じレベルだった」とロベルト・メルヒは語る。「カルロスはフェルスタッペンと渡り合っていたし、シャルル・ルクレールの隣で運転することを心配する必要はない。さらに、スペイン人がイタリアのチームで運転するのは素晴らしいことだ。僕は自分のキャリアの中でそれを経験している」「もちろん、マクラーレンのようなチームのためにドライブするのは素晴らしいことだけど、彼らはルノーのカスタマーエンジンやメルセデスエンジンの未来に依存しすぎている。タイトルを争うことは容易ではないはずだ」カルロス・サインツは、フェラーリへの移籍が噂されているのはわかっているが、今はマクラーレンに満足していると語る。。「同じ業界の人が僕の仕事とその価値を認めてくれるというのはうれしいことだ」とカルロス・サインツはコメント。「年末に契約が切れるドライバーはたくさんいるので、様々なことが噂されている」「マクラーレンとの契約にサインした時、大きなチャレンジに立ち向かうことになるのはわかっていた。チームをリードして、開発して優れたマシンを作り上げるために全力を尽くす必要があった」「今年初めて話したとおり、契約更新についてすでに話をしている。でも、今は新型コロナウイルスのパンデミックによってすべての活動がストップしている。だから、しばらくは進展することはないだろう」「フェラーリに行く可能性については、そういった噂にはコメントしたくはない。今はマクラーレンに集中している」
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