カルロス・サインツは、前戦F1スペインGPで紛失した“幸運のキャップ”を無事に取り戻した。今年、トロ・ロッソでF1デビューを果たしたカルロス・サインツは、グレーのキャップを被ってきた。レッドブルのロゴが入ったそのキャップは少々くたびれ、サイズ調整の穴が壊れているが、幸運をもたらすキャップとしてサインツは使い続けてきた。
しかし、F1スペインGP決勝日に、スペインの先輩であるフェルナンド・アロンソが、何も知らずにカルロス・サインツの大切なキャップを集まったファンに向かって投げてしまったと El Confidencial が伝えている。「なんとしてでも僕のキャップを見つけてくれ」とカルロス・サインツはマネージャーに指示。もう見つからないと諦めかけたとき、あるファンからカルロス・サインツの元にツィートが届いた。「あなたのラッキー・キャップを持っています。代わりに何をもらえますか?」ファンの望みはパドックパスだったが、カルロス・サインツは、マネージャーと家族分の2つしかパスを持っていなかったという。そこでマネージャーはファンと24時間交渉し、「ようやく合意に至った」と記事は伝える。パドックパスは手に入らなかったが、そのファンは、カルロス・サインツのサイン入りキャップと今後のレースチケット、名前入りの記念品をもらうという。