レクサスは6月11日、新型「ES」を発売した。8代目となる新型ESは、HEV(ハイブリッド)とBEV(電気自動車)の両パワートレーンを展開し、レクサス次世代電動車ラインアップの先陣を切るモデルとして全面刷新された。新型ESは、従来から評価されてきた静粛性や乗り心地、広い室内空間をさらに進化させるとともに、最新の電動化技術や新世代デザインを採用。
レクサスは「DISCOVER CONFIDENCE」をテーマに掲げ、ドライバーが自信を持って運転できる性能と、すべての乗員が快適に過ごせる上質な移動体験の両立を目指した。電動化時代の中核モデルとして全面刷新ESは1989年にLSとともに誕生して以来、レクサスのグローバル基幹モデルとして80以上の国と地域で販売されてきた。今回の新型モデルは、マルチパスウェイ戦略のもとでHEVとBEVの両方を設定し、多様な市場ニーズへの対応を図る。ラインアップは、2.5リッターハイブリッドを搭載するES350h、前輪駆動のBEV「ES350e」、四輪駆動のBEV「ES500e」を用意した。主要諸元は全長5140mm、全幅1920mm、ホイールベース2950mmとなり、従来型より全長を165mm、ホイールベースを80mm拡大。より広い室内空間と後席居住性を実現している。新世代レクサスデザインを採用デザインコンセプトには「Clean Tech × Elegance」を採用。次世代BEVのデザインテーマである「Provocative Simplicity」に着想を得た新たなスピンドルボディを採用し、電動化時代にふさわしいスタイリングへと進化した。フロントには新デザインの「ツインLシグネチャーランプ」、リヤには「リヤLシグネチャーランプ」を採用。レクサスらしい存在感を高めるとともに、空力性能の向上にも貢献している。ボディカラーは新色「ソウ」を含む7色を設定。「ソウ」はBEVのクリーンなイメージを表現したブルーエフェクトが特徴の新色となる。後席重視の新パッケージも設定インテリアでは、広い後席空間を最大限に活用する新パッケージ「Rr Comfort package」をES350eに設定した。オットマンやリヤシートリクライニング、助手席前倒し機能に加え、リヤシートヒーターやベンチレーション、エアブラダー方式のリフレッシュシートを装備。ショーファーカーとしての快適性も大幅に向上している。また、物理スイッチを内装に溶け込ませた世界初の「レスポンシブヒドゥンスイッチ」を採用。加えて「バンブーレイヤリング(面発光)」や「インテリアイルミパッケージ」など、新たな室内演出技術も導入された。新開発プラットフォームで走りも進化新型ESは専用開発されたTNGA GA-Kプラットフォームを採用。ボディ剛性を大幅に強化し、静粛性や乗り心地の向上を図った。さらに、ESとして初めてリヤにマルチリンクサスペンションを採用。車速に応じて後輪を制御するDynamic Rear Steering(DRS)も設定し、低速域での取り回し性能と高速域での安定性を両立している。BEVのES500eには四輪駆動システム「DIRECT4」を搭載。路面状況や走行状態に応じて前後トルク配分を緻密に制御し、優れた操縦安定性と運転の楽しさを実現する。HEVとBEVで幅広い選択肢を提供ES350hはシステム最高出力248PSを発生し、WLTCモード燃費は25.4km/L(FWD)を達成した。BEVのES350eは224PSを発生し、WLTCモードで670kmの航続距離を実現。上位モデルのES500eは342PSを発生し、0-100km/h加速5.5秒を達成する。急速充電は150kW級に対応し、外気温25度条件下で10%から80%まで約28分で充電可能としている。次世代レクサスの幕開けを担う存在レクサスのチーフエンジニア千足浩平氏は、新型ESについて「セダンを新しい時代のクルマとして再定義した」と説明。HEVとBEVの両方を展開しながら、セダンならではの乗り心地や静粛性、操縦安定性をさらに高いレベルで実現したと強調した。新型ESは、電動化時代におけるレクサスの中核モデルとして、快適性と先進技術、そして走る楽しさを融合させた次世代ラグジュアリーセダンとして位置付けられる。