2023年F1第9戦カナダGP決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。ピレリは、第9戦の舞台となるジル・ヴィルヌーヴャ・サーキットにC3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)というコンパンドをノミネートしている。決勝がドライな場合、2種類のコンパンドを使うことが義務付けられる。
「昨日の天気予報では、今日は雨が降るということだったが、それが的中した。インターミディエイトタイヤとフルウェットタイヤは、モナコGPの終盤に試したが、その両方が動作しているのを確認できた。トラックが実質的にドライだったQ1で設定した競争タイムを考慮すると、彼らの動作範囲はまだ非常に広いことがわかった。この新しい仕様では予熱を必要としないフルウェットは、使用開始直後から温度管理に問題を示すことなく期待どおりに機能した」とマリオ・イゾラはコメント。「明日はドライコンディションが予想されるが、これまでに降った雨が路面コンディションのある程度のリセットに効果をもたらしている。戦略に関して言えば、これにより、ミディアムでスタートし、次の2スティントをソフトで走る2ストップレースがより競争力を持つことになるであろう。ハードでスタートしてミディアムに切り替えるワンストップは、特にセーフティカーが導入されたこのトラックでは、あらゆる不測の事態に柔軟に対応できるため、グリッド後半からスタートする選手にとっては選択肢となる可能性がある」2023年 F1カナダGP 決勝 持ちタイヤ数