セバスチャン・ブエミが、F1日本GPへの意気込み、鈴鹿サーキットの印象を語った。セバスチャン・ブエミ (トロ・ロッソ)「鈴鹿にはドライバーにもクルマにも多くを求めるような素晴らしいコーナーが多くて、ここでドライブするのは楽しくてエキサイティングだ。スタート直後のS字コーナーや130Rなどは鈴鹿にしかないし、8の字の形をしたレイアウトもとてもユニークだね。今年は、ピレリタイヤが日曜午後のレースをエキサイティングなものにする上で大きな役割を果たしてきたし、鈴鹿でもそうなるだろう」
「鈴鹿はとても路面が粗くてタイヤに厳しいサーキットだけど、ミディアムとソフトのコンパウンドならきちんと機能してくれるだろう。最初のS字セクションでは何度も素早く方向転換をしなければならないし、スプーンのような長いコーナーではタイヤに大きな負荷がかかる。どのレースでも共通することだけど、両コンパウンドの性能を最大限に引き出すことが、好結果を導き出すためのカギになるだろうね。鈴鹿は雰囲気も特別だ。日本のファンは世界で最も礼儀正しくて、ピットレーンで行なわれている作業を見るために夜遅くまでグランドスタンドに残って座っているくらいだ。今年は大きな地震に見舞われて、福島の原子力発電所の事故もあり、日本は非常に厳しい状況に直面してきたね。だからこそ、F1が日本にやってくるということが重要な意味を持つと思う」