ジェンソン・バトンとブラウンGPの契約はまだ合意に至っていないが、ロス・ブラウンはジェンソン・バトンがブラウンGPに残留することを確信している。ジェンソン・バトンは、今年初めにチーム存続のために年俸を500万ドル(約4億6000万円)に引き下げることに同意。さらにシーズン中の旅費やクリーニング代といった経費のほとんどを自腹で払うことを了承した。
ワールドチャンピオンになったバトンは、年棒を当初の契約どおり1,300万ドル(約12億円)に戻すことを希望しているが、ブラウンGP側は難色を示している。それにより、マクラーレンやトヨタといったチームがバトン獲得に名乗りをあげている。「ジェンソンが素晴らしいドライバーであることは間違いない。それらのチームにとって、彼はお世辞抜きで目標になるドライバーだ」とロス・ブラウンは語る。「我々はジェンソンにチームに留まって欲しいし、私は解決策が見つかると思っている」「ジェンソンは我々と契約しているが、もちろん契約はチャンピオンの給料ではないし、現在10ヶ月前よりもずっと力強いポジションにいるチームの給料ではない」「我々は、我々に余裕のある金額とジェンソンが彼の地位に相応しいと感じている金額と彼が将来できることへのバランスを見つけるためにジェンソンと取り組んでいる」「決して100%ではないが、99%は確信していると言える」ロス・ブラウンは、バトンとの契約をシーズン終了後2週間以内にまとめたいと考えている。「我々のリソースと資金には限りがあるし、それを費やすベストな方法を見つけなければならない。株主へのお金ではなく、チームへ投資し、将来に競争力をつけるのに必要なことを買うためのお金だ」「我々はジェンソンと素晴らしい関係を築いているし、彼はチームの素晴らしい一員であり、今年素晴らしい仕事をしてくれた」「今年は予選でいくつかの困難があったが、彼のレースでのパフォーマンスは模範的だった」「ジェンソンとともにここから前に進むしかないと思っている」
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