メルセデスのF1ドライバーであるバルテリ・ボッタスは、2020年以降もメルセデスに残留することをチームにとって“考えるまでもない決断”にすることが目標であり、次の契約では複数年契約を結びたいと語る。ニコ・ロズベルグの後任として2017年にメルセデスに加入したバルテリ・ボッタスは、ここまで1年ごとの契約を更新してシートを維持。メルセデスのタイトル連覇に貢献してきた。
しかし、バルテリ・ボッタスは絶えずメルセデスのF1シート喪失の噂とも戦ってきた。昨年はエステバン・オコンが後任候補に挙げられていたが、最終的にメルセデスはボッタスを選び、オコンはルノーと2年契約を結んだ。最近、フェラーリはシャルル・ルクレールとの契約を2024年まで延長したが、チームメイトのセバスチャン・ベッテルは2020年末までの契約となっている。他にもメルセデスのルイス・ハミルトン、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2020年末で契約期限を迎えるため、バルテリ・ボッタスはメルセデス残留にむけてまた新たな戦いを強いられる可能性がある。メルセデス残留についてバルテリ・ボッタスは「それが目標なのは確かだ」とコメント。「このチームと一緒に仕事をすることを楽しんでいる。だから、それを目指しているのは確かだ」「でも、僕の側から見ても興味深いものになるだろう。僕も来年で契約が切れる。他にどんなチャンスがあるかどうかも見てみたい」「来年も見据えていくけど、6か月後に何が起こるかはわからない。多くのことが起こる可能性がある。でも、興味深いものになるだろう」「もちろん、僕の目標はチームにとってそれを頭を悩ませる必要のない決定にすることだし、願わくば複数年の契約を勝ち取ることだ」バルテリ・ボッタスは、単年契約による保証の欠如が2019年のパフォーマンスに影響したことを語っており、メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフも、ボッタスの将来の契約に関して“もっと良い仕事”をするべきだと認めている。「できる限り良いポジションにいたい」とバルテリ・ボッタスは続ける。「すべての交渉がスタートするまでパフォーマンスを発揮しなければならない」「それは常にF1の一部であり、このスポーツでは普通のことだ。でも、今はとにかく自分にできることをやり続けて、それを楽しみ、結果を出し続ける必要がある」
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