イタリアのカートメーカーであるビレルアートは、元F1ドライバーのルーベンス・バリチェロと共同開発した新ブランド「バリチェロ by ビレルアート」を正式に発表した。ビレルアートの技術と伝統に、バリチェロが長年抱き続けてきたカートへの情熱を融合させた新たなプロジェクトとなる。情熱と革新。この2つのキーワードが、リッソーネを拠点とするビレルアートとブラジル人ドライバーを結び付けた。
今回の「バリチェロ by ビレルアート」は、ロバート・クビサ、ダニエル・リカルド、シャルル・ルクレールといったドライバーにちなんだ成功ブランドに続く、ビレルアートの最新ブランドとしてラインアップに加わる。このブランドは、昨年12月にバーレーンで開催されたロタックス・グランドファイナルの場で、すでに実戦デビューを果たしていた。DD2マスターズ・カテゴリーの全車両に投入され、ルーベンス・バリチェロ本人もレースに参戦。変わらず高い競争力を示している。ビレルアートとバリチェロの関係は長い歴史を持つ。ロタックス関連の国際的なカートイベントをはじめ、数々の大会での参加実績があり、2016年のFIAカート世界選手権KZ(クリスチャンスタッド)では、予選から決勝までビレルアートのシャシーで戦った経験もある。「バリチェロ by ビレルアート」のラインアップは、OKクラス(RB 30/32 S19 DD)、KZクラス(RB 30/32 S19 SH)、ミニカート(RB 28 S19)と、すべての主要カテゴリーをカバーする構成となる。ブランドの外観は、バリチェロの象徴的なヘルメットデザインをベースにしたものだ。蛍光オレンジとメタリックブルーにホワイトを組み合わせたリバリーは、コース上で新鮮さとスピード感を強く印象付ける。基盤となるのは、ビレルアートの素材品質と新型S19シャシーの技術である。「バリチェロ by ビレルアートを正式に発表できて、とても嬉しく思っている。我々とルーベンスとの友情は長年にわたるもので、彼のカートへの情熱、この世界への想いは、どれほど多忙なキャリアを歩んできた今も決して消えていない」と、ビレルアートの社長兼CEOであるロニー・サラは語った。「ビレルアートで走るルーベンスの姿を見るのはいつも喜びだったが、彼の名前とカラーをまとったビレルアートであれば、その喜びはさらに大きなものになる」これに対し、バリチェロは次のように述べている。「ビレルアート・ファミリーの一員になれたことを本当に誇りに思っている。自分の名前を冠したカートを持つことは、ずっと夢だった。今もなお、このカートの世界に関わり続けているが、ここでの経験が、F1キャリアで私が体験したすべてを形作ってくれた」「カートは心からの情熱だ。世界中のサーキットで、たくさんのバリチェロ by ビレルアートが走る姿を見られることを、心から願っている」