DAMSのチームオーナーであるシャルル・ピックは、岩佐歩夢がチームと2023年にFIA-F2のタイトルを獲得するための「才能を持っている」と語る。元F1ドライバーのピックは、2019年に父親でチーム創設者のジャン=ポール・ドリオが亡くなって以来、共同でチーム代表を務めていてオリビエとグレゴリー・ドリオから2022年2月にチームを買収した。
DAMSは、昨シーズン、ポール・リカールとアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで優勝し、チームランキングで6位、ドライバーズ選手権で5位を獲得したレッドブルF1の育成ドライバーである岩佐歩夢を擁している。シャルル・ピックはチームの2022年シーズンには「完全に満足したわけではない」としながらも、今年勝つための「能力がある」と考えており、岩佐歩夢が2014年にジョリオン・パーマーがGP2王座を獲得して以来のタイトルに挑戦するために必要な才能を持っていることはすでに証明していると述べた。DAMSが最後にF2チームタイトルを獲得したのは、セルジオ・セッテ・カマラとニコラス・ラティフィによる2019年のことだった。2012年から2013年にかけてマルシャとケータハムで39回のF1グランプリ出場を果たしたシャルル・ピックは「我々には能力があると思うが、我々だけではない。チャンピオンシップを獲得できるチームは3~4チームいる」と語った。「競争のレベルは非常に高くなるので、シーズン終了時にどれだけのポイントを獲得できるか見ていく」「会うy無にはそれができる才能があり、2022年にそれを証明した。しかし、今シーズン、チャンピオンシップを争えるドライバーが4~5人いる。2023年のすべてのトップチームには、タイトルを争えるポテンシャルを持った選手がいる」「我々はこの1年をレースごとにアプローチし、最大限のパフォーマンスを引き出すことで、常に上位に食い込むことを目指していく」2022年シーズン前にチームを引き継いだシャルル・ピックは、2勝と6回の表彰台を獲得した岩佐歩夢の成功に驚かなかったという。2020年のフランスF4チャンピオンである岩佐歩夢は、昨年、新たに契約したウィリアムズF1レーサーのローガン・サージャントに次ぐF2ルーキーとして活躍し、シーズン終盤には力強い成長を見せた。2022年に何か驚いたことがあったかと聞かれたシャルル・ピックは「特にない。歩夢のパフォーマンスは、外部の人間にとっては衝撃的だったかもしれないが、チーム内では彼の実力はわかっていた」と答えた。「彼のポテンシャルをすぐに感じたし、シーズンのかなり早い段階から彼の才能を理解していたので、シーズン後半に彼が強いパフォーマンスをすることに備えていた」2023年には、岩佐歩夢のチームメイトとしてFIA-F23出身のアーサ・ルクレールが加入する。彼はフォーミュラ・リージョナル・アジア選手権を制した後、昨シーズンはプレマで6位に入った。「アーサーにとっての目的は、できるだけ早く進歩し、上位で戦えるようにすることだ」とシャルル・ピックは付け加えた。「彼は能力を持っているが、F2でのキャリアをスタートさせる際には、F3とF2のマシンの違いを発見する適応段階が常にある」「アーサーとチームは、2022年の歩夢のときと同じように、この学習期間を早く進めるために協力していく」