2023年F1第10戦オーストリアGPのスプリントシュートアウトのハイライト動画。7月1日(土)にレッドブルリンクでスプリントのスターティンググリッドを決める予選が行われた。本来なら、SQ1とSQ2をミディアム、SQ3をソフトとタイヤが指定されているが、前夜からの雨で路面はウェット宣言。その縛りはなくなった。ただし、SQ1からすでにドライタイヤでの走行が可能な状態となり、SQ3では完全にドライコンディションでシュートアウトが行われた。
マックス・フェルスタッペンは1分04秒440をマークして、決勝に次いでスプリントのポールポジションも獲得。タイムは前日の予選と0.049秒しか違わなかった。2番手には前日のトラックリミット違反によるタイム抹消でのQ2敗退から立ち直ったチームメイトのセルジオ・ペレスが続いた。タイム差は0.493秒とやや大きかった。3番手はマクラーレンのランド・ノリス。アップデートされたマシンに手応えを感じているノリスはトップから0.570秒差につけた。4番手にはニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が続いた。金曜日の予選で2番手と3番手だったフェラーリ勢は、その後ろでカルロス・サイツが5番手、シャルル・ルクレールが6番手。その後ろにはフェルナンド・アロンソとランス・ストロールのアストンマーティン勢が続いた。スプリントでは8位までポイントが付与される。スクーデリア・アルファタウリは2台揃ってSQ2進出を果たし、角田裕毅が13番手、ニック・デ・フリースが14番手。メルセデス勢はハイドロ系にトラブルが発生して、ルイス・ハミルトンがSQ1で敗退して18番手、SQ2に進んだジョージ・ラッセルは走行することができず15番手だった。