アウディ・モーター・レーシングのヴォルフガング・ウルリッヒ代表は、F1と距離をおくというフォルクスワーゲン・グループの決定を支持した。2013年のF1エンジン規約についての議論がなされているなか、4気筒ターボエンジンの導入はフォルクスワーゲンのような新たなメーカーをグリッドに呼びこめるのではないかとの期待が持たれていた。
しかし、ヴォルフガング・ウルリッヒは、ル・マンのような耐久レースの方がアウディには効率的だと述べた。「我々がF1にいないのには妥当な理由がある」とヴォルフガング・ウルリッヒは Car Magazine にコメント。「F1には公道との関連性がない」「ル・マンで我々はマシン1台でF1が1シーズンでカバーするよりも325マイル多い走行距離をカバーする。ピットストップを含めた平均スピードはF1マシンより時速20mph速く、燃料は42%少ない」「この数字に異論を唱えることはできないだろう」