アストンマーティン・ホンダの2026年シーズン序盤の苦戦に対し、FIAが介入する可能性が浮上している。中国GPでのフェルナンド・アロンソの走行映像をきっかけに、安全面への懸念が急速に高まっている。問題となっているのは、ホンダ製パワーユニットに起因するとされる深刻な振動だ。チームはすでに信頼性の問題に直面しているが、今回のケースはそれを超え「ドライバーの身体的安全」に関わる領域へと発展している。
アロンソの異例行動が波紋中国GPのレース中、フェルナンド・アロンソはストレート上で複数回ステアリングから手を離す様子が確認された。これは振動による負担を一時的に軽減するための行動であり、通常では考えられない異例の対応だ。アロンソは32周目にリタイアするまでに、手や足の感覚が失われつつあったとされる。シーズン開幕前にはエイドリアン・ニューウェイが「連続周回を重ねれば神経に永久的なダメージを与えるリスクがある」と警告しており、その懸念が現実味を帯びた形だ。FIAがテレメトリーを精査この状況を受け、FIAはアロンソおよびランス・ストロールのテレメトリーデータの詳細な分析に着手した。報道によれば、問題が単なる信頼性を超え「身体的安全を脅かす」と判断された場合、FIAには介入義務があるとされる。その結果次第では、日本GPに向けてホンダに対しエンジンマッピングの制限、あるいは出走停止措置が求められる可能性もある。もし実現すれば、ホームレースでの大きな打撃となる。日本GPでの屈辱的シナリオも現実味仮に出力制限が課された場合、鈴鹿のような高速セクションを持つサーキットではパフォーマンス低下は避けられない。一方で、安全確保が最優先である以上、FIAが強硬な判断を下す可能性は否定できない。振動の原因が短期間で解決されなければ、アストンマーティンは競争力だけでなく参戦継続そのものが問われる状況に直面する。ニューウェイ体制にも影響かこうした混乱の中で、エイドリアン・ニューウェイの役割にも注目が集まっている。チーム代表と技術責任者を兼任する体制については、負担の大きさを懸念する声が上がっている。すでにチームオーナーのローレンス・ストロールが体制見直しを検討しているとの報道もあり、今後は現場指揮を担う新たなリーダーの登用も選択肢となる可能性がある。ホンダのパワーユニット問題、そしてそれに伴う安全性の議論は、単なる技術課題を超えチーム全体の構造にまで波及しつつある。日本GPは、その分岐点となる重要な一戦になりそうだ。Source: F1 OVERSTEER
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