2019年にザウバーからF1フル参戦を果たすアントニオ・ジョビナッツィは、シャルル・ルクレールがザウバーで残りした業績に張り合おうとするのは間違ったアプローチだと考えている。2017年には負傷したパスカル・ウェーレインの代役としてザウバーから開幕2戦に参戦したアントニオ・ジョビナッツィは、その後2年間でフェラーリ、ハース、ザウバーでのシミュレータ作業、テスト走行、プラクティス走行を経て、2019年にザウバーからF1フル参戦を果たす。
アントニオ・ジョビナッツィは、2018年のF1デビューシーズンで印象的なパフォーマンスを発揮してフェラーリへと昇格するシャルル・ルクレールの後任としてザウバーに加入する。シャルル・ルクレールは、2018年に10戦で入賞を果たし、合計で39ポイントを獲得して、チームのコンストラクターズ選手権8位に大きく貢献した。しかし、アントニオ・ジョビナッツィは、シャルル・ルクレールと同じような活躍を目指すのは間違ったアプローチだと考えている。アントニオ・ジョビナッツィはシャルル・ルクレールについて「正直、今回の移籍について彼とはあまり話をしていないんだ」とコメント。「自分自身について考えたいし、今年シャルルが残した結果を繰り返したり、彼の結果を向上させようとしたりはしないかもしれない。僕の目標はとにかく自分のベストを尽くすことだ。シャルルとはチームメイトも違うし、全てが違ってくる」「(2018年と比較して)開幕戦からクルマが速いことを期待しているし、メルボルンからプッシュできることを願っている。僕の隣にはF1で何年も過ごしてきたワールドチャンピオンがいるので、最初の数戦はかなり厳しいだろう」「とにかく自分の仕事をして、レース毎に自分を改善する必要があるし、良い仕事ができたかどうかはシーズン終了時に見極めるつもりだ」ザウバーは2018年に最も改善を果たしたFチームのひとつとなったが、アントニオ・ジョビナッツィは、その傾向が来年も続かない理由はないと語る。「彼らは開幕戦から最終戦までにベストチームであることを示したと思う。メルボルンでは最下位を争っていたけど、コンストラクターズ選手権を8位で終えた。彼らは素晴らしい仕事をしたし、シャルルとマーカス(エリクソン)は素晴らしかった。来年に向けてもメカニックやエンジニアたちの多くの高いモチベーションを目にしている」「僕にとってそれは来年に向けて良いことだと思うし、僕たちはまた結果を改善させようと頑張っている。目標はベスト・オブ・ザ・レストだけど、それは本当に高い目標だ」