F1で次に注目されるルーキーはアレックス・パロウかもしれない。アルファタウリで成績を残せていないニック・デ・フリースの後任候補に浮上した。今年のインディ500でポールポジションを獲得した26歳のスペイン人ドライバーのパロウは、インディカー選手権でも7戦3勝と圧倒的な成績を収めている。
F1ドライバーの故ジャスティンの弟であるレーサー仲間のステファン・ウィルソンは、パロウについて「アレックスが今やっていることは印象的だ」と語る。「彼は今、間違いなく世界のトップ5に入るドライバーだ。それについては疑いの余地はない。トップ3に入る可能性もある」「彼をレッドブルのセカンドドライバーと交換し、F1での彼の実力を見るのはとても興味深いことだ」実際、パロウはマクラーレンに近い存在であり、実際、今年はチームの公式F1リザーブドライバーを務めている。チップ・ガナッシからマクラーレンのインディカーチームに移籍する予定だったパロウは昨年、契約上の理由で頓挫したが、ウォーキングに本拠を置くマクラーレンがパロウの将来を見据えていることは明らかだ。つい最近の6月初め、パロウはハンガリーで2021年型マクラーレンF1マシンで走行を行ったが、チップ・ガナッシとの契約上の衝突によりすべてのスポンサーが外された。また、パロウは、昨年オースティンで行われたマクラーレンのフリー走行にも参加している。2024年のF1転向に関する差し迫った交渉を視野に入れているかとの質問に対し、パロウは「絶対にない。時期尚早だ」と主張した。しかし、F1の世界が注目していることは明らかだ。元ルノードライバーのネルソン・ピケJRは今週、パロウがレッドブルのジュニアF1チーム=アルファタウリのF1シートを狙っていると聞いたとPelas Pistasのポッドキャストに語った。ピケによると、パロウのチャンスはレッドブルのマックス・フェルスタッペンとのつながりによって後押しされていると語る。2人はF1ワールドチャンピオンのシムレーシングチーム『Redline』でしばしばチームメートになっている。