スクーデリア・アルファタウリは、2023年F1サウジアラビアGP初日のフリー走行で、角田裕毅が13番手、ニック・デ・フリースが17番手だった。アルファータウリは前回、下位に沈んだが、このような競争の激しいミッドフィールドでは、明日の順位はを正確に判断するのは困難だ。角田裕毅は両セッションともチームメイトの前でフィニッシュしたが、デ・ブリースがこのコースを走ったことがない唯一のドライバーであることを考えれば、これは驚くべきことではない。
今夜は、デ・フリースは、スピードアップのための宿題をたくさんこなさなければならない。ニック・デ・フリース(FP1:1分31秒450/13番手、FP2:1分30秒921/17番手)「ここジェッダのサーキットを走るのは初めてだったが、学ぶのは楽しいし、運転するのも速い。チャレンジングではあるが、サーキットを走るのは好きだ。今日は実りある一日だった。ミッドフィールドはとにかく非常に接近していて、11番手と20番手の間はコンマ数秒しかないので、明日どうなるかを見てみないといけない。良い方向にも悪い方向にも進むか可能性があるので、明日の予選で最大限の力を発揮できるよう、万全の体制で臨みたい」角田裕毅(FP1:1分31秒110/10番手、FP2:1分30秒776/13番手)「サーキットは、特性はあまり変わっていませんが、視界の面ではより安全になっています。今日のプラクティスでは、一貫して10位以内を争っているライバルたちからわずかに遅れていましたが、すべてをまとめ上げるためにまだあと1日あります。FP1、FP2ともに大きな問題はありませんでしたが、マシンのパフォーマンスをもっと引き出さなければならないことは分かっています。Q3が目標ですが、先週のバーレーンよりも明日の方がQ2の可能性は高いと思うます。最終的に、今夜すべてのデータを分析して、どうすればパフォーマンスを向上させることができるかを検討することになります。タイヤのデグラデーションは予想ほどひどくないようなので、全力でプッシュできると思います」ジョナサン・エドルズ(チーフレース エンジニア)「バーレーンからこのイベントまでの間に、エンジニアは多くの分析を終え、このサーキットでのセットアップを試す興味深い方向性が見えてきた。サウジアラビアの特性はかなり違っていて、特に、より効率的なクルマと高速での性能の高さが要求される。ある意味、この方が我々のクルマに合っていると予想していた。 ニックはFP1では、ここでの走行が初めてということもあり、できるだけ多くの周回数をこなすことに注力した。裕毅に関して、エアロテストをいくつかこなさなければならなかったので、ガレージでの時間を犠牲にしなければならなかったが、開発に役立てるためには重要なことだ。バーレーンと同じように、最初のセッションは2回目よりもかなり暑かったので、学んだことを低い気温のFP2に生かす必要があった。セッションの間に風がかなり弱まったので、クルマはより安定した。FP2は、ソフトタイヤでのショートランパフォーマンスをいかに最大化するかを理解することが重要だった。最初のタイムド・ラップでそれを得ることはできなかったが、一晩かけてこれを改善するよう努力するつもりだ。その後、2022年からの大きな課題であった、ソフトコンパウンドのグレイニングに焦点を当てた。一歩前進したように見えるので、あとは今日集めたすべてのデータをもとに、日曜日に向けて最適な戦略とタイヤ選択を考えなければならない。全体的には満足のいく1日でした。ミッドフィールドは非常にコンパクトですが、ここではそのグループで戦えるクルマがあると思う」