スクーデリア・アルファタウリのジョナサン・エドルス(チーフレースエンジニア)が、2022年F1ブラジルGPのスプリントを振り返った。ピエール・ガスリーと角田裕毅はともにソフトタイヤでスプリントをスタート。12番グリッドのピエール・ガスリーは10位、19番グリッドの角田裕毅は16位でレースをフィニッシュし、二人とも決勝にむけてスターティンググリッドを上げることに成功した。
「FP2ではスプリントに向けたタイヤの学習にフォーカスしていた。マシンはパルクフェルメ状態なのでメカニカルな変更を加えることができない。したがって、タイヤを24周持たせるために最適な空力バランスとタイヤ管理のテクニックを理解しようとした」「金曜日にインターミディエイトで競争力が高まることを確認していたので、今日もいくらか雨が降ることを望んでいたところもあるが、結局レーストラック上に雨は降らなかった。したがって、2台ともソフトでスプリントをスタートさせた」「両ドライバーはスタートでいくつかポジションを上げてくれた。ピエールはアルピーヌ勢が下がったことを上手く利用したが、ベッテルが我々よりも少し速かったので、彼を抑えることはできなかった」「裕毅はマシンのスライディングに苦しみ続けていたが、ストロールがペナルティを受けたこととオコンをパスできたことで最後はいくつかポジションを上げることができた。とはいえ、彼がなぜあそこまで苦しんでいたのかを理解する必要がある」「明日はドライコンディションになりそうなので、決勝でのチャンスを最大化できる戦略オプションについて考える必要がある」