フェルナンド・アロンソは、FIA 世界耐久選手権(WEC)のデビュー戦となったスパ6時間レースで国際レースで約5年ぶりに優勝。トヨタの“素晴らしい仕事”を称えた。マクラーレンのF1ドライバーであるフェルナンド・アロンソは、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミとともにトヨタ・TS050 HYBRIDを走らせ、ポール・トゥ・ウィンで優勝。トヨタは7号車も2位表彰台を獲得し、2018/2019シーズンのWEC開幕戦を1-2フィニッシュを飾った。
「素晴らしいデビューだったのは間違いない」とフェルナンド・アロンソはコメント。「昨日を予選は2位で終えたけど、僕たちはポールポジションからスタートしたし、みんなの前で国歌を聞けて嬉しかった」「レースでは僕たちは基本的にすべてのラップをリードした。3度のセーフティカーによってアドバンテージを失ったけど、僕たちは最終ラップまでそのポジションを維持することができた。世界選手権での初めての耐久レースの素晴らしいデビューとなった」「予選でもレースでも1-2だったのはチームの素晴らしい仕事だし、一貴、そして、スタートで引き離したセバスチャンのおかげで少し楽に戦うことができた」フェルナンド・アロンソにとってはフェラーリ時代の2013年のF1スペインGP以来となる4年11か月23日ぶりの勝利。だが、フェルナンド・アロンソは“それ以来カートで2勝している”と冗談を交えて喜びを語った。「表彰台に上がれて嬉しいよ。一貴やセバスチャン、スタッフ全員に『表彰台を感じるのは本当に素晴らしいね。一晩中ここにいたい。ここで寝るつもりなので、一晩経ったら起こしてにきてくれ!』と伝えたよ(笑)」世界3大レースでの“3冠”をキャリアの目標に掲げて、ル・マン24時間レースでの優勝を目指してトヨタに加入したフェルナンド・アロンソにとってWECデビュー戦での勝利という完璧なスタートとなった。「もちろん、今回はル・マンにむけてのウォームアップになった。準備であり、テストのような感じだけど、チェッカーフラッグを受ければポイントが与えられる」「他チームと本格的なレースコンディションで自分たちをテストしたかったのは確かだ。レースコンディションのプレッシャーのなかでドライバーやメカニックたちと僕たちは1-2を達成した」「ル・マンへの準備は万全だ。もちろん、24時間レースははるかに厳しいし、24時間では多くの問題が出てくるかもしれない。でも、僕たちはやれるだけの準備をしている」「自信を持ってレースに臨めると思う」