フェルナンド・アロンソは2026年F1第11戦ハンガリーGP予選で16番手となり、アストンマーティンが投入した新型AMR26Bで今季初のQ2進出を果たした。アロンソは「まだ引き出せるポテンシャルがある」と語り、大規模アップグレードを施したマシンにはさらなる改善の余地が残されているとの見方を示した。開幕から苦戦が続いてきたアストンマーティンだが、ハンガロリンクで投入した16項目に及ぶアップグレードは、予選で確かな前進を示した。
アロンソは結果だけでなく、チームが進むべき開発の方向性を確信できたことが最大の収穫だったと語っている。「まだ引き出せるポテンシャルがある」アロンソは予選後、新型AMR26Bはまだ理解を深めている段階であり、本来のポテンシャルを発揮し切れていないと説明した。「マシンにはまだ引き出せるポテンシャルがある。新しいクルマを投入したときには普通のことだ」「セットアップの最適なウインドウを理解していく必要がある。もしフリー走行がもう1回あれば、セットアップを変更していたと思う」今回の予選ではキャデラック勢、ウィリアムズ勢、そしてハースのオリバー・ベアマンを上回る16番手を記録。順位そのものよりも、アップグレードが実際のパフォーマンス向上につながったことを高く評価した。さらに、ここ数年アストンマーティンを悩ませてきた風洞データと実走性能の相関についても、改善への確信を得たという。「順位はそれほど大きく変わらないかもしれない。でもファクトリーの雰囲気は変わる。僕たちは何を目指しているのかを正確に理解している」「次のアップグレードパッケージ、そして来年のマシンで何を目指すべきかも完全に分かっている」久々に予選で戦える感覚を取り戻した予選後のインタビューでは、久しぶりに「戦えるマシン」で予選に臨めたことへの喜びも口にした。「間違いなくこれまでとは違う週末だった。予選ではもっと戦える感触があったし、完璧なラップや完璧なセットアップができれば結果を左右できると思えた」「ヘルメットのバイザーを下ろしてアタックに入るときのアドレナリンは、ここ数戦では失われていた。最後尾付近では、マシンに何をしても順位は変わらなかったからね」「またあの感覚を取り戻せたのは良かった。この先の数戦では、さらに良くなることを期待している」一方で、決勝については慎重な姿勢も崩さなかった。「ポイント争いはまだ少し遠いと思う。でもマシンにはまだ引き出せる性能がある」「このパッケージで6~7周以上走るのは初めてになる。信頼性を確認する意味でも重要なテストになるし、このクルマについてさらに多くを学べるはずだ」アップグレードは正しい方向へチームのプレスリリースでもアロンソは、新型AMR26Bの改善を実感していると語った。「今週末はこれまでより競争力があり、Q2進出は正しい方向への一歩だった」「僕たちはまだこのパッケージを最適化している段階で、マシンにはさらに引き出せるポテンシャルがある。クルマは以前より一貫性があり、挙動も予測しやすくなったので運転しやすい」「明日のレースでも引き続きこのクルマについて学び、何ができるか見ていきたい」アストンマーティンは今回のAMR26Bを開発計画の第一段階と位置付けており、オランダGP以降も追加アップグレードを投入する予定だ。今季初のQ2進出は順位以上の価値を持つ結果であり、アロンソが語る「まだ引き出せるポテンシャル」が今後どこまで実際の速さにつながるのか注目される。The moment Fernando made it through to Q2 #F1 #HungarianGP @AstonMartinF1 pic.twitter.com/ZFLfPeqoaL— Formula 1 (@F1) July 25, 2026